マヨネーズの賞味期限切れは使える?未開封と開封後の目安

マヨネーズの賞味期限切れ(食材の困りごと辞典)

冷蔵庫のドアポケットにあるマヨネーズを手に取ったら、賞味期限が2か月過ぎていた。まだ半分以上残っている。捨てるか使うかで迷う場面です。

マヨネーズの期限切れは、まず未開封か開封済みかで分けて考えます。開封済みなら、表示の日付よりも「開けてからどれくらいたったか」のほうが大事です。

結論:開封済みかどうかを先に確かめ、分離や変色があれば使わない。迷ったら食べない

  • キユーピーは、賞味期限が過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではないが、期限内に食べることをすすめるとしています
  • 味の素は、賞味期限が切れてもすぐに食べられなくなるわけではないとしたうえで、開封後などは期限前でも劣化していることがあるとしています
  • 開封後の目安:キユーピーは賞味期限に関わらず冷蔵で1か月、味の素はなるべく1か月以内としています
  • 分離したものは元に戻りません(キユーピー、味の素)。味の素は、分離したものを食べることをすすめていません
  • においや色、見た目に違和感があれば食べない。迷ったら食べないでください
目次

賞味期限と消費期限の違い

農林水産省によると、消費期限は「安全に食べられる期限」です。賞味期限は「おいしく食べられる期限」です。

どちらも、袋や容器を開けずに、書かれた保存方法を守った場合の期限です。農林水産省は、一度開けた食品は期限に関係なく早めに食べるよう案内しています。

味の素は、同社の商品はすべて賞味期限表示だとしています。

マヨネーズの賞味期間:未開封の場合

キユーピーの商品情報では、キユーピー マヨネーズ450gの賞味期間は「製造日を含め13ヵ月(常温)」です。

キユーピーは、450gと350gの賞味期間を12か月から13か月に延ばしています。2024年12月製造分からで、表示も「年月日」から「年月」に変えました。2025年7月製造分からは、50g〜250gの6品も13か月にしています。

味の素「ピュアセレクト マヨネーズ」の未開封の賞味期間は、確認できませんでした。手元の商品の表示を見てください。

※賞味期間は商品や容量、製造時期で異なります。上の数字はキユーピーが示した対象商品についてのものです。

期限切れのマヨネーズを食べるかどうかの判断の目安

賞味期限についての案内は、開けずに表示どおり保存した場合のものです。開封後の目安は、それとは別に示されています。

対象案内の内容出典
同社の商品(賞味期限が過ぎたもの)すぐに食べられなくなるわけではない。保存条件でおいしさが損なわれることもあり、期限内に食べることをすすめるキユーピー
同社の賞味期限表示の商品期限が切れてもすぐに食べられなくなるわけではない。開封後や決められた方法で保存していない場合は、期限前でも劣化していることがある味の素
開栓後のマヨネーズ賞味期限に関わらず冷蔵庫(1℃〜10℃)に保存し、1か月を目安に食べるキユーピー
開封後のマヨネーズなるべく1か月以内に食べる味の素
分離したマヨネーズかき混ぜても元に戻らない。食べることはすすめない味の素

期限を何か月過ぎたら食べられない、という公式の線引きは見つかりませんでした。手元のマヨネーズは、次の表を目安に判断してください。

状況判断の目安
未開封で、直射日光を避けて涼しい場所に置き、期限を少し過ぎた開けて、分離・色・においを確かめる。違和感があれば食べない。迷ったら食べない
未開封で、期限を大きく過ぎた公式の目安は見つかりませんでした。食べないほうが安心(一般的な注意)
未開封で、高温の場所や日のあたる場所に長く置いていた変色や風味の劣化が起こることがある(味の素)。食べないほうが安心
開封済みで、冷蔵して1か月以内分離・色・においを確かめる。においや味に違和感があれば食べない。迷ったら食べない
開封から1か月を過ぎた、または開けた時期がわからないメーカーの目安を過ぎている。食べない(一般的な注意)
開封済みで、常温に置いたままだった開栓後は冷蔵がメーカーの案内。食べない(一般的な注意)

※出典を示した部分以外は、公式の案内をもとにした一般的な注意です。

食べないほうがいいサイン

メーカーの案内で確認できたのは、次の2つです。

  • 油が分離している(味の素は、分離したマヨネーズを食べることをすすめていません)
  • 変色している(味の素は、中身が変質している可能性があるとしています)

このほか、次のようなマヨネーズも食べないでください。

  • いつもと違うにおいがする(油の古いようなにおい、腐ったようなにおい)
  • カビが生えている、表面に水や異物が浮いている
  • 容器がふくらんでいる、破れている
  • 使ったときに、いつもと違う味がした(それ以上食べない)

※上の4項目は、公的機関やメーカーの情報で確認できなかった一般的な注意です。

ひとつでも当てはまれば、食べないでください。迷ったときも食べないでください。

色の違いには、傷み以外の理由もあります。キユーピーによると、マヨネーズの色は卵黄の色で、個体差があります。ボトルの口で乾いて黄色が濃くなることや、温度などの影響で変色することもあるとしています。

キユーピーは、黒い小さな粒は辛子の種皮のことがあり、品質には問題ないとしています。

市販のマヨネーズについて、子どもや高齢の人、妊娠中の人に限った公的な目安は見つかりませんでした。一般的な注意として、こうした家族が食べるものは期限内・開封後の目安内のものを選ぶと安心です。

食べたあとに腹痛や下痢、吐き気が出たら、早めに医療機関に相談してください。重い症状のときは119番、受診を迷うときは#7119(実施地域あり)に相談できます。

マヨネーズの保存のしかた:開封前・開封後

開封前は常温で

キユーピーは、未開栓のマヨネーズは常温で、直射日光を避け、なるべく涼しい場所に保存するよう案内しています。味の素も、直射日光を避けて涼しいところに保存するよう案内しています。

味の素は、高温下に何日も置いたり直射日光にあたったりすると、変色や風味の劣化が起こるとしています。キユーピーは、未開栓の常温商品は、夏に一時的に温度が上がってもすぐに品質が劣化するものではないとしています。

そのうえで、直射日光や高温に長くさらすと、味・香り・色に変化が出る可能性があります。使う前に状態を確かめてください。

開封後は冷蔵庫へ。置き場所はメーカーで違う

開封後は、両社とも冷蔵庫に入れるよう案内しています。どちらも、0℃以下になると油が分離するおそれがあるとしています。

項目キユーピー味の素
開封後の期間冷蔵庫(1℃〜10℃)で1か月を目安なるべく1か月以内
すすめる置き場所冷気の当たる場所を避け、ドアポケットあたり野菜室
避ける場所・理由冷気が直接当たる場所。冷えすぎて分離することがあるチルド室は0℃付近。ドアポケットも冷蔵庫によっては0℃近くまで冷えることがある

置き場所の案内は、メーカーで分かれています。どちらも、冷気が当たる場所や0℃以下になる場所は避けるとしています。

マヨネーズは極端な低温・高温、光、振動、酸素に弱い食品です。酸素は油を酸化させ、風味を劣化させます。使ったらキャップをしっかり閉めて、すぐ冷蔵庫に戻します。

冷凍はしない

マヨネーズの冷凍について、メーカーの直接の案内は見つかりませんでした。キユーピーと味の素は、0℃以下で油が分離するとしています。

冷凍庫は0℃よりずっと低い温度です。一般的な注意として、冷凍保存はしないでください。

分離したマヨネーズは戻らない

分離したものは、かき混ぜても元に戻りません。

味の素によると、分離の原因は0℃以下での保存、激しい温度変化、流通中の激しい振動などです。これらで乳化力(油と酢を混ざった状態に保つ力)が弱まります。

手作りマヨネーズは日持ちしない

手作りマヨネーズは、加熱しない生の卵を使います。宮崎県は、自家製マヨネーズではこれまでいくつかの事故例が報告されているとしています。

宮崎県は、ひびの入った卵は使わず、作ったらすぐに使い切るよう案内しています。作り置きはしないでください。

東京都は、飲食店の自家製マヨネーズによるサルモネラ食中毒の事例を紹介しています。この事例の酢の割合は3.7%で、市販品(8.7%〜10.5%)より低かったとしています。

東京都によると、この自家製マヨネーズは冷蔵保管しながら7日間使い続けられていました。酸度が低いため菌が死なず、保管中に増えたと推定されています。

宮崎県は、高齢の人、2歳以下の乳幼児、妊娠中の人、免疫機能が低下している人には、生卵を避けるよう案内しています。こうした家族には、手作りマヨネーズを出さないほうが安心です。

期限間近・開封後のマヨネーズの使い切り方

期限切れのマヨネーズの使い道について、メーカーの案内は見つかりませんでした。加熱すれば安全になる、とも言えません。

期限が近いもの、開封から日がたってきたものは、目安の期間内に使い切ります。残りが少なくなったら、空気を入れて逆さにし、冷蔵庫で保存する方法があります。中身がキャップ口のほうに集まりやすくなります。

ポテトサラダなど、マヨネーズであえた料理は別に考えます。キユーピーは、素材の水分でマヨネーズの防腐効果が弱まるとしています。調理後は低温で保存し、なるべく早めに食べるよう案内しています。

よくある質問

賞味期限切れの未開封マヨネーズは使える?

キユーピーと味の素は、賞味期限が過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではないとしています。開けて分離や変色、においの変化があれば使わず、迷ったら食べないでください。

開封後1か月を過ぎたマヨネーズは?

キユーピーは冷蔵で1か月を目安、味の素はなるべく1か月以内としています。この目安を過ぎたものは、見た目に問題がなくても食べないほうが安心です(一般的な注意)。

マヨネーズが分離したら混ぜれば使える?

キユーピーと味の素は、分離したものは元に戻らないとしています。味の素は、分離したマヨネーズを食べることをすすめていません。

マヨネーズは冷蔵庫のどこに入れる?

キユーピーは冷気の当たる場所を避けてドアポケットあたり、味の素は野菜室をすすめています。どちらも、0℃以下になる場所は避けるとしています。

開封後のマヨネーズを常温に置いてしまったら?

常温で何時間なら大丈夫、という公式の目安は見つかりませんでした。両社とも開封後は冷蔵庫で保存するよう案内しています。長く常温に置いたものは食べないでください(一般的な注意)。

マヨネーズは冷凍できる?

冷凍についての直接の案内は見つかりませんでした。両社とも0℃以下で分離するとしているため、冷凍はしないでください。

マヨネーズは卵黄と油でできています。生卵そのものの期限は賞味期限切れの卵、サラダ油などは賞味期限切れの油で確認できます。

まとめ

マヨネーズの賞味期限は、未開封で表示どおり保存した場合の期限です。キユーピーと味の素は、過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではないとしています。

開封後は、期限の日付に関係なく冷蔵庫へ。キユーピーは1か月を目安、味の素はなるべく1か月以内としています。

分離や変色、においの変化があれば食べないでください。手作りマヨネーズは作り置きせず、すぐに使い切ります。

参考

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