茶わん蒸しやしゅうまい、蒸し野菜を作りたいのに、蒸し器がない。そんなときも、フライパンや鍋、電子レンジがあれば蒸し料理は作れます。
蒸し器の代わりになる6つの方法を、向いている料理と一緒に紹介します。やけどや空焚きを防ぐための注意点は、後半にまとめています。
結論:ふた付きのフライパンがあれば蒸せる
- フライパン+耐熱皿…いちばん手軽。しゅうまい・蒸し鶏・茶わん蒸しに
- 深い鍋+金属のザル…量が多いとき・中華まん・蒸し野菜に
- 電子レンジ…少量をすぐ蒸したいときに
蒸し器の代用 早見表
| 方法 | 水の量の目安 | 向いている料理 | 向かない料理 |
|---|---|---|---|
| フライパン+耐熱皿 | 1〜2cm | しゅうまい・茶わん蒸し・蒸し鶏 | 大量の蒸し野菜 |
| 鍋+金属のザル | ザルの底に届かない程度 | 蒸し野菜・中華まん・おこわ | 茶わん蒸し(器が不安定) |
| 鍋+アルミホイルの台+皿 | 2〜3cm | 茶わん蒸し・プリン | 大量の料理 |
| 電子レンジ | 大さじ1〜2 | 少量の野菜・冷凍しゅうまい | 茶わん蒸し(すが立ちやすい) |
| クッキングシート+フライパン | 50〜100ml | 魚・肉の蒸し焼き | 中華まん |
| 100均の蒸しグッズ | 商品の表示に従う | 全般 | — |
1. フライパン+耐熱皿:いちばん手軽な方法
用意するのは、ふたのできるフライパンと耐熱皿、台にする小皿だけです。
- フライパンに1〜2cmほど水を入れ、底に耐熱の小皿を裏返して置いて台にする
- その上に、食材をのせた耐熱皿をのせる
- ふたをして中火にかけ、沸騰したら火加減を調整して蒸す
しゅうまいや蒸し鶏、茶わん蒸しなど、1〜2人分の蒸し料理に向いています。途中で水がなくならないよう、時々確認してください。
2. 深い鍋+金属のザル:一度にたくさん蒸すなら
深めの鍋に、金属製(ステンレス)のザルを引っかけるようにのせます。これで蒸し器とほぼ同じように使えます。水は、ザルの底に触れない程度に入れます。
プラスチック製のザルは、熱で変形したり溶けたりする恐れがあるので使わないでください。
ザルの網目から、食材が落ちたり張り付いたりすることがあります。クッキングシートを敷くと防げます。シートがない場合はクッキングシートの代用を参考にしてください。
3. 鍋+アルミホイルの台+耐熱皿:茶わん蒸し・プリンに
アルミホイルを丸めてドーナツ状の台を作り、鍋底に置きます。水は2〜3cm入れます。その上に耐熱皿や器をのせれば、器が水に浸からずに安定します。
茶わん蒸しやプリンは、強火で蒸すと「す」が立ちやすくなります。「す」とは、表面にできる小さな穴のことです。沸騰したら弱火にし、ふたを少しずらして蒸します。
4. 電子レンジ:少しだけ手早く蒸す
耐熱皿に食材を並べ、水を大さじ1〜2ふりかけます。ふんわりラップをかけて加熱します。ブロッコリーやにんじんなどの蒸し野菜や、冷凍しゅうまいの温めに使えます。
加熱ムラが出やすいので、途中で一度取り出して向きを変えると均一に仕上がります。シリコンスチーマーがあれば、ラップなしでよりしっとり蒸せます。
5. クッキングシート+フライパン:魚や肉の「包み蒸し」に
クッキングシートで食材を包み、フライパンに入れます。水を50〜100mlほど注いでふたをすれば、包み蒸し(紙包み焼き)ができます。
鮭ときのこ、鶏むね肉と野菜などに向いています。食材から出た汁ごと食べられます。フライパンが空焚きにならないよう、水が減ったら足してください。
6. 100円ショップの蒸しグッズ
今後も蒸し料理を作るなら、100円ショップの蒸しグッズを用意しておくと便利です。折りたたみ式の蒸し台(スチームプレート)やシリコンスチーマーが売られています。
手持ちの鍋やフライパンに入れるだけで蒸し器になり、収納場所もとりません。購入する際は、手持ちの鍋の直径に合うサイズを選びましょう。
失敗しないための注意点
- 空焚きに注意:蒸している間に水が減るので、時々確認して足しましょう。
- 水滴対策:ふたから落ちる水滴で食材が水っぽくなるのを防ぐには、ふたを布巾で包みます。ガス火の場合は、布巾の端が炎に触れないよう、ふたの取っ手の上でしっかり結んでください。
- やけどに注意:蒸気は100℃近くあり、皿もかなり熱くなっています。取り出すときは乾いた厚手の布巾やミトンを使いましょう。
- 耐熱性を確認:皿や器は耐熱のもの、ザルは金属製のものを使ってください。
料理別:おすすめの代用方法
| 料理 | いちばんのおすすめ | 次点 |
|---|---|---|
| しゅうまい・餃子 | フライパン+耐熱皿 | 電子レンジ |
| 茶わん蒸し・プリン | 鍋+アルミホイルの台 | フライパン+耐熱皿 |
| 中華まん | 鍋+金属のザル | フライパン+耐熱皿 |
| 蒸し野菜 | 鍋+金属のザル | 電子レンジ |
| 蒸し鶏・魚 | クッキングシート+フライパン | フライパン+耐熱皿 |
まとめ
蒸し器がなくても、フライパン+耐熱皿なら今すぐ蒸し料理が作れます。量が多いときは鍋+金属のザル、少しだけなら電子レンジが手早いです。空焚きとやけどにだけは気をつけましょう。


