日曜にブロッコリーを1株まとめてゆでた。水曜のお弁当にも入れたいけれど、冷蔵庫で何日もつのだろう。
ゆでたブロッコリーについて、公的機関の保存日数は見つかりませんでした。目安を示しているのは、メーカーやJAグループの公式ページです。
結論:ゆでたブロッコリーは冷蔵なら2〜3日が目安(メーカー・JAの公式ページ)
- 家庭でゆでたブロッコリーの保存日数について、公的機関の目安は見つかりませんでした
- カゴメ、JAグループ、アマノフーズは、ゆでた(加熱した)ものの冷蔵を2〜3日としている。条件は出典ごとに違う(下の表)
- ゆでて冷凍する場合は、ニチレイフーズ、キユーピー、JAグループ、アマノフーズが1か月程度としている
- 冷蔵・冷凍しても菌が死ぬわけではない(厚生労働省)。においや見た目では安全を判断できないので、迷ったら食べない
ゆでたブロッコリーの日持ちの目安
家庭でゆでたブロッコリーが何日もつか、厚生労働省や農林水産省などの公的な日数は見つかりませんでした。以下は、メーカーやJAグループが公式ページで示している目安です。
冷蔵の目安
| 出典 | 冷蔵の目安 | 書かれている条件 |
|---|---|---|
| カゴメ | 2〜3日 | 新鮮なうちに小房に分けて硬めにゆで、密閉容器に入れて冷蔵庫へ |
| JAグループ | 2〜3日 | 硬めにゆでておいた場合 |
| アマノフーズ | 2〜3日 | ゆでたものを、キッチンペーパーを敷いた保存容器に立てて並べる |
冷凍の目安
| 出典 | 冷凍の目安 | 書かれている条件 |
|---|---|---|
| ニチレイフーズ | 1カ月程度 | ゆでて冷まし、水気をふいてバットに並べて冷凍。凍ったら保存袋へ |
| キユーピー | 1か月程度 | 小房に分けて硬めにゆでた場合 |
| JAグループ | 1カ月ほど | 硬めにゆでておいた場合 |
| アマノフーズ | 1ヶ月 | 約30秒ゆでて水を切り、粗熱を取って水分をふき、保存袋を平らにして冷凍 |
※表の条件は、各社のページに書かれているものです。家庭の冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は−15℃以下が厚生労働省の一般的な目安です。常温に長く置いたなど、各社の条件から外れたときは、表の目安は当てはまりません。
電子レンジで加熱したものについて、ゆでたものと分けて日数を示した公式ページは見つかりませんでした。カゴメとアマノフーズの冷蔵の目安は「加熱後」として書かれています。
市販の冷凍ブロッコリーや、お店のサラダ・惣菜は、まずパッケージの期限表示と保存方法に従ってください。上の表は家庭でゆでたものの目安です。
消費者庁によると、消費期限は、定められた方法で保存した場合に安全性を欠くおそれがない期限です。賞味期限は、同じ条件で品質が十分に保たれる期限です。
日持ちが短くなる条件
厚生労働省によると、細菌の多くは10℃では増え方がゆっくりになり、−15℃では増えなくなります。ただし、細菌が死ぬわけではないので、早めに食べきります。
厚生労働省は、調理後の食品を室温に長く放置しないよう呼びかけています。ゆでたあと台所に出しっぱなしにした時間が長いほど、日持ちは短くなると考えてください。
お弁当のおかずは、水分が多いと細菌が増えやすくなります。汁気はよく切ります。
手や指には黄色ブドウ球菌(手の傷などにいて、毒素を作る食中毒菌)がついています。東京都西多摩保健所は、この菌の毒素は熱や乾燥に強いとしています。ゆでたあとは素手でさわらず、清潔な箸を使います。
※ゆでたブロッコリーに限った食中毒菌の注意は、公的機関の情報では見つかりませんでした。ここでは調理後の食品全般とお弁当についての公的な注意を挙げています。
日持ちさせる保存のしかた
冷蔵するときの流れです。
- 新鮮なうちに小房に分け、硬めにゆでる
- 水にはつけず、ザルにあげて冷ます
- キッチンペーパーを敷いた保存容器に、立てるように並べる。または密閉容器に入れる
- 移すときは清潔な箸を使う(厚生労働省の「きれいな器具」を使う保存から)
- 冷めたら冷蔵庫へ入れ、各社の目安(2〜3日)のうちに食べきる
ゆでたあと水につけると、水っぽくなり、うまみも逃げます。残った食品は、早く冷えるよう浅い容器に小分けして保存します。
取り出すときも、清潔な箸で必要な分だけ取ります。食べ残しを容器に戻すのはやめましょう。
※冷めたら冷蔵庫へ入れる、食べ残しを戻さない、は公的な案内ではなく一般的な注意です。
食べないほうがよいサイン
札幌市は、食中毒菌がついていても味やにおい、見た目は変わらないのが普通だとしています。見た目がふつうでも安全とは限りません。次のようなものは、日数にかかわらず食べないでください。
- ゆでたあと、常温に長く置いていた
- 冷蔵の目安(2〜3日)を過ぎている
- いつもと違うにおい、すっぱいにおいがする
- 表面がぬるぬるしている、糸を引く
- カビが生えている、黒っぽく変色している
※におい・ぬめり・カビ・変色は公式の案内が見つからなかったため、一般的な注意として挙げています。これらがないからといって、安全とはいえません。
厚生労働省は、時間がたちすぎたものは思い切って捨て、少しでも怪しいと思ったら食べずに捨てるよう呼びかけています。
冷凍する場合
すぐに食べきれない分は、ゆでて冷凍する方法があります。ニチレイフーズの手順は次のとおりです。
- ゆでたブロッコリーを冷まし、ペーパータオルで水気をふく
- 金属バットに並べ、ラップをかけて冷凍する
- 凍ったら冷凍用保存袋に移す
硬めにゆでて水気を切り、冷めてから保存袋に入れる方法もあります。レンジで加熱してもかまいません。
使うときは、凍ったまま鍋やフライパンに入れる方法があります。解凍すると食感が変わるので、グラタンや炒め物、ポトフなど加熱する料理に向きます。
生のまま冷凍する方法もあります。ニチレイフーズの別のページ(野菜ソムリエプロ監修)は、下ゆでせずに生のまま冷凍する方法をすすめています。キユーピーは、生のまま冷凍した場合の目安を3〜4週間としています。
生のブロッコリーの保存
ゆでる前の生のブロッコリーの冷蔵の目安は、出典によって幅があります。保存のしかたが違うためです。
- カゴメ:根元を水につけて立て、ポリ袋をかぶせて10〜14日
- キユーピー:キッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて立てて1週間〜10日
- ニチレイフーズ:冷蔵庫では1週間ほどで傷んでくるとしている
- アマノフーズ:湿らせたペーパーで茎を包み、立てて冷蔵室で3〜4日
生のまま食べられるか、洗い方はどうするかは、ブロッコリーは生で食べられる?で確かめてください。
よくある質問
ゆでたブロッコリーは冷蔵で何日もつ?
カゴメ、JAグループ、アマノフーズは2〜3日を目安としています。条件は出典ごとに違うので、上の表を参照してください。公的機関の日数は見つかりませんでした。
4日目、5日目は食べられる?
確認したメーカー・JAの冷蔵の目安は、いずれも2〜3日です。それを過ぎたものが食べられるとする公式の案内は見つかりませんでした。迷ったら食べないでください。
レンジで加熱したブロッコリーも同じ?
レンジ加熱に限った冷蔵日数は見つかりませんでした。カゴメとアマノフーズの2〜3日は「加熱後」の目安として書かれています。
お弁当に入れていい?
おかずは当日調理が基本です。前日に作ったものや残り物を詰めるときは、詰める直前に十分に再加熱します。
再加熱したら、常温まで冷ましてからふたをします。汁気はよく切り、長く持ち歩くときは保冷剤や保冷バッグを使います。
再加熱は予防のための手順で、傷んだものを食べられるようにするものではありません。冷蔵の目安を過ぎたものは入れないでください。
冷凍したブロッコリーを凍ったままお弁当に入れていい?
家庭でゆでて冷凍したブロッコリーを、凍ったままお弁当に入れてよいとする公式の案内は見つかりませんでした。ニチレイフーズとアマノフーズは、凍ったまま鍋やフライパンで加熱して使う方法を紹介しています。
常温で置きっぱなしにしてしまったら?
何時間までなら大丈夫という公的な目安は見つかりませんでした。厚生労働省は、調理後の食品を室温に長く放置しないよう呼びかけています。長く置いたものは、食べずに捨てるほうが安全です。
食べたあと具合が悪くなったら?
おなかが痛い、下痢をした、気持ちが悪いといったときは医師に相談します。厚生労働省は、乳幼児やお年寄りは、O157などの食中毒で症状が重くなりやすいとしています。
重い症状のときや、すぐに受診が必要と感じたときは119番へ。救急車を呼ぶか迷うときは、救急安心センター(#7119)に相談できます。実施地域は限られ、全国41地域です(総務省消防庁)。
ほかの作り置きおかずの目安は、作り置きおかずの日持ちにまとめています。
まとめ
家庭でゆでたブロッコリーの保存日数について、公的機関の目安は見つかりませんでした。カゴメ、JAグループ、アマノフーズは、冷蔵で2〜3日を目安としています。
硬めにゆでて、水につけずにザルで冷まし、容器に入れて冷蔵します。食べきれない分はゆでて冷凍し、各社の目安(1か月程度)のうちに加熱料理で使います。
冷蔵・冷凍しても、菌が死ぬわけではありません。常温に長く置いたものや、少しでも怪しいと思ったものは食べないでください。


参考
- カゴメ「ブロッコリーの冷蔵保存!日持ち&鮮度長持ちのコツは立てること」
- カゴメ「[ブロッコリー]選び方とおいしくたべるための保存法」
- カゴメ「[ブロッコリー冷凍]茹でてから保存が、おいしさ長持ちのコツ」
- JAグループ「とれたて大百科:ブロッコリー」
- アマノフーズ(アサヒグループ食品)「ブロッコリーの冷蔵・冷凍保存テク&鮮度の見分け方」
- ニチレイフーズ「ブロッコリーのゆで方&蒸し方」
- ニチレイフーズ「ブロッコリーの冷凍保存方法」
- キユーピー「ブロッコリーの保存方法」
- 消費者庁「期限表示とは」(PDF)
- 厚生労働省「家庭でできる食中毒予防の6つのポイント」
- 厚生労働省「家庭での食中毒予防」
- 農林水産省「お弁当づくりによる食中毒を予防するために」
- 農林水産省 aff「見直してみよう お弁当づくりでの食中毒予防」
- 札幌市「覚えて防ごう!食中毒の基礎知識」
- 東京都西多摩保健所「気をつけたい食中毒」(PDF)
- 総務省消防庁「救急安心センター事業(♯7119)ってナニ?」
