めんつゆの代用:醤油とみりんで作る分量

めんつゆの代用(食材の困りごと辞典)

煮物やそうめんの準備中に、めんつゆが切れていた。そんなときは、しょうゆ・みりん(または砂糖)・かつおだしの3つで作れます。

顆粒だしがあれば、市販の3倍濃縮に当たるものも作れます。薄めずに使えるストレートも同じ材料でできます。

基準にしたのは、味の素の「めんつゆの作り方」の配合です。水の量だけを変えれば、2倍・3倍濃縮相当になります。みりんがない場合や、電子レンジで作る方法は後半で扱います。

結論:しょうゆ・みりんを1:1、顆粒だしを少し

  • 3倍濃縮相当(約70ml):しょうゆ大さじ2+みりん大さじ2+水小さじ2+顆粒和風だし小さじ1/2
  • ストレート(約210ml):同じ材料で水を150mlにする。そのままつけつゆに使える
  • みりんがなければ、みりん大さじ2を砂糖小さじ4+水大さじ2に置き換える
目次

めんつゆの代用 早見表

しょうゆ大さじ2を基準にした分量です。どれも小鍋でひと煮立ちさせて冷まします。

作りたい濃さしょうゆみりん水顆粒和風だしできあがり
ストレート大さじ2大さじ2150ml小さじ1/2約210ml
2倍濃縮相当大さじ2大さじ2大さじ3小さじ1/2約105ml
3倍濃縮相当大さじ2大さじ2小さじ2小さじ1/2約70ml
みりんなし(3倍濃縮相当)大さじ2砂糖小さじ4大さじ2+小さじ2小さじ1/2約75ml

※ストレートは味の素「めんつゆの作り方」の分量です(しょうゆ・みりん各大さじ2、水3/4カップ、ほんだし小さじ1/2)。2倍・3倍は、できあがりがストレートの1/2・1/3になるよう水を減らして計算しています。

1. しょうゆ+みりん+顆粒だし:基本の作り方

小鍋にしょうゆ・みりん・水・顆粒和風だしを入れ、中火にかけます。ひと煮立ちしたら火を止めて冷まします。みりんのアルコールがここで飛ぶので、冷ましたらそのまま使えます。

3倍濃縮相当の分量で作ると、塩分は100mlあたり約8.3gの計算です(しょうゆと顆粒だしの合計)。日本食品標準成分表の「めんつゆ 三倍濃縮」は、100gあたり9.9gです。ヤマサ「かつおつゆ3倍濃縮」は、100mlあたり11.6gです。

つまり手作りは、市販品より少しやさしい味になります。煮物に使って味が薄いと感じたら、しょうゆを少し足してください。水を入れずに作ると、市販品に近づきます。

2. しょうゆ+砂糖+顆粒だし:みりんなしで

みりんがない場合は、砂糖と水で置き換えます。宝酒造は、砂糖大さじ1の代わりに本みりん大さじ約1.5杯を目安にしています。逆算すると、みりん大さじ2は砂糖小さじ4に当たります。

みりんのぶんの水分として、水大さじ2を足します。砂糖はみりんより甘みがはっきり出ます。最初は小さじ3で作り、味を見て足すと甘くなりすぎません。

酒があれば、水の代わりに酒大さじ2を入れると、みりんに近いまろやかさが出ます。酒を入れた場合も、ひと煮立ちさせてアルコールを飛ばしてください。

3. 電子レンジで作る:ラップはかけずに加熱

鍋を使わずに作るなら、耐熱容器に材料を入れ、ラップをかけずに加熱します。

参考にしたのは、だしの専門店「やいづ善八」(マルハチ村松)のレシピです。熱いだし汁にみりんとしょうゆを加え、ラップをせずに500Wで1分30秒ほど再加熱します。こうして、みりんのアルコールを飛ばしています。

顆粒だしで作る場合も同じ考え方です。ストレートの分量なら、500Wで1分30秒ずつ加熱します。ふつふつと沸くまで、様子を見ながら加熱してください。

量の少ない3倍濃縮相当は、吹きこぼれやすくなります。大きめの容器を使い、30秒ずつ加熱してください。取り出すときは容器が熱くなっているので、鍋つかみを使います。

4. 削り節で作る:顆粒だしがないとき

顆粒だしがなければ、削り節(かつお節)で作れます。はごろもフーズは、酒・みりん・しょうゆ各1カップ、水4カップで作る方法を紹介しています。混合削りぶし20〜30gを加えて、8分ほど煮る作り方です。

ただし量が多いので、しょうゆ大さじ2で作るなら、削り節3〜4gが目安です。

小鍋でしょうゆ・みりん・水を温め、沸騰直前に削り節を入れます。弱めの中火で数分煮たら、茶こしでこします。削り節が汁を吸うぶん、できあがりの量は少し減ります。

5. ポン酢:めんつゆの代わりになる料理は限られる

ポン酢はしょうゆベースなので、めんつゆの代わりに使えそうに見えます。ただし酸味があり、だしも入っていません。代わりになるのは、冷やしうどんやサラダうどん、おひたし、冷しゃぶのように、さっぱりさせたい料理です。

塩分は、ポン酢大さじ1で約1.4g、3倍濃縮めんつゆは大さじ1で約1.7gです。3倍濃縮めんつゆ大さじ1の代わりに、ポン酢大さじ1強を使います。顆粒だしをひとつまみ足すと、めんつゆの味に近づきます。

煮物や親子丼、そばつゆのように、酸味が合わない料理には使わないでください。

料理別:おすすめの代用

料理いちばんのおすすめ次点
そうめん・ざるそばのつけつゆストレートの分量で作る3倍濃縮相当を水で1:2に薄める
かけうどん・かけそばストレートを水かだしで薄める削り節で作る
煮物・親子丼・肉じゃが3倍濃縮相当レシピを「しょうゆ+みりん」に戻す
卵焼き・おひたし2倍濃縮相当3倍濃縮相当を少なめに
冷やしうどん・冷しゃぶ3倍濃縮相当を薄めるポン酢+顆粒だし少々

よくある質問

そうめんのつけつゆにするには何倍に薄める?

イチビキによると、3倍濃縮つゆは「つゆ1:水2」で、めんのつけつゆの濃さになります。この記事の3倍濃縮相当も、同じ割合で薄めてください。ストレートの分量で作ったものは、薄めずにそのまま使えます。

レシピが「4倍濃縮」のときは?

キッコーマン「濃いだし本つゆ」(4倍濃縮)は、大さじ1で塩分1.8gです。この記事の3倍濃縮相当は大さじ1で約1.2gなので、それより濃い計算です。

4倍濃縮の分量で書かれたレシピなら、手作りの3倍濃縮相当を1.5倍くらいに増やします。味見しながら加えてください。

減塩のめんつゆを作りたいときは?

しょうゆを減塩しょうゆに替えると、同じ手順で塩分を下げられます。水やだしを増やして、薄めに作る方法もあります。

どちらも味が薄く感じたら、塩ではなく削り節やだしのうま味を補ってください。そのほうが塩分を増やさずに済みます。

手作りめんつゆはどのくらいもつ?

市販品のような保存性はありません。清潔な容器に入れて冷蔵し、数日のうちに使い切ってください。においや濁りが出たものは使わないでください。

逆に、めんつゆをほかの調味料の代わりに使う方法も、分量つきで紹介しています。白だし・みりん・焼肉のたれ・オイスターソース・鶏ガラスープの各記事をご覧ください。ポン酢がない場合はポン酢の代用も参考にしてください。

まとめ

しょうゆとみりんを同じ量、顆粒だしを少し。この3つを煮立てれば、めんつゆの代わりになります。

濃さは水の量で決まります。しょうゆ・みりん各大さじ2に対して、水150mlでストレート、小さじ2で3倍濃縮相当です。

参考

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