ポン酢の代用:醤油と酢で作る分量

ポン酢の代用(食材の困りごと辞典)

鍋や餃子の準備をしていて、ポン酢がないと気づいた。そんなときは、醤油と酢があれば近い味にできます。

ポン酢しょうゆは、しょうゆに柑橘の果汁と酢を合わせた調味料です。ミツカン「味ぽん」の原材料表示も、しょうゆ・かんきつ果汁・醸造酢が中心です。

以下の分量は、塩分が市販のポン酢と同じくらいになるように決めています。めんつゆ・レモン汁・ナンプラー・バルサミコ酢を使う方法も紹介します。ポン酢を酢やレモン汁の代わりにする場合は、よくある質問で扱います。

結論:醤油と酢を1:1で合わせる

  • ポン酢大さじ2 → 醤油大さじ1+酢大さじ1(酢の半分をレモン汁にすると香りが近づく)
  • めんつゆがあるなら、3倍濃縮めんつゆ2:酢1(ポン酢大さじ2 → めんつゆ小さじ4+酢小さじ2)
  • 市販品より酸味がとがるので、砂糖をひとつまみ足すとまろやかになる
目次

ポン酢の代用 早見表

ポン酢大さじ2の代わりに使う量の目安です。

代用ポン酢大さじ2の代わりに市販品との近さ向いている料理
醤油+酢醤油大さじ1+酢大さじ1○鍋のつけだれ・餃子
醤油+レモン汁醤油大さじ1+レモン汁大さじ1◎焼き魚・しゃぶしゃぶ・冷ややっこ
醤油+酢+レモン汁醤油大さじ1+酢・レモン汁各大さじ1/2◎鍋・和え物
めんつゆ+酢3倍濃縮めんつゆ小さじ4+酢小さじ2○(だしの風味が加わる)おひたし・冷しゃぶ・和え物
ナンプラー+レモン汁ナンプラー小さじ2+レモン汁大さじ1+水小さじ1△(エスニック風)サラダ・蒸し鶏・春雨の和え物
醤油+バルサミコ酢醤油大さじ1+バルサミコ酢大さじ1△(甘みとコクが強い)ステーキ・ソテー・カルパッチョ

※市販のポン酢しょうゆは大さじ1で塩分約1.4g、濃口醤油は大さじ1で約2.6g(福岡県の調味料塩分表)。醤油を同量の酢や果汁で割ると、ポン酢とほぼ同じ塩分になります。

1. 醤油+酢:2つを同量ずつ

醤油と酢を同量ずつ合わせるだけで、ポン酢の代わりになります。濃口醤油の塩分は大さじ1あたり約2.6g、ポン酢しょうゆは約1.4gです。醤油を同じ量の酢で割ると塩分がほぼそろう計算です。

穀物酢や米酢を使うと、柑橘の香りがないぶん酸味が前に出ます。市販のポン酢には糖類も入っているので、砂糖をひとつまみ加えると角が取れます。

みりんで甘みを足す場合は、アルコールを飛ばしてから加えてください。加熱しないたれに使うためです。

2. 醤油+レモン汁:柑橘の香りを出したいとき

酢の代わりにレモン汁を使うと、ポン酢らしい柑橘の香りが出ます。醤油大さじ1にレモン汁大さじ1が目安です。市販のレモン果汁でも、生のレモンを絞ったものでもかまいません。

ゆずやすだち、かぼすがあれば、それを絞るとさらに市販品に近くなります。

ポッカサッポロは「レモンポン酢」を紹介しています。レモン果汁・醤油・料理酒・みりんを、同量ずつ合わせる配合です。

酒とみりんは、先にアルコールを飛ばしてから混ぜます。鍋で沸騰させるか、耐熱容器に入れて600Wで約2分加熱してください。まとめて作るならこの配合が使いやすく、まろやかに仕上がります。

3. 醤油+酢+レモン汁:酸味のバランスをとる

レモン汁が少ししかない場合は、酢と半分ずつにします。醤油大さじ1に対して、酢大さじ1/2とレモン汁大さじ1/2です。酢のしっかりした酸味と柑橘の香りが両方入るので、鍋のつけだれに向いた配合です。

4. めんつゆ+酢:だしの風味つき

めんつゆと酢を合わせると、だしのうま味が入った「だしポン酢」のような味になります。3倍濃縮のめんつゆなら、めんつゆ2:酢1の割合です。ポン酢大さじ2の代わりなら、めんつゆ小さじ4に酢小さじ2を合わせます。

ヤマサ「かつおつゆ3倍濃縮」の塩分は、100mlあたり11.6gです。大さじ1にすると約1.7gです。酢と2:1で割ると大さじ1あたり約1.2gになり、ポン酢よりわずかに控えめです。

ストレートや2倍濃縮のめんつゆは、塩分が低めです。酢を減らして、味見しながら合わせてください。

5. ナンプラー+レモン汁:エスニック料理向け

醤油がなくナンプラーがある場合は、レモン汁と合わせます。ポン酢に似た「しょっぱくて酸っぱい」たれになります。

ナンプラーの塩分は、100gあたり22.9gです。濃口醤油の約1.6倍あるので、醤油より少なめに使います。

目安は、ナンプラー小さじ2+レモン汁大さじ1+水小さじ1です。魚醤特有の香りがあるので、鍋のつけだれには不向きです。蒸し鶏や春雨サラダ、生春巻きのたれなどに向いています。

6. 醤油+バルサミコ酢:洋風の料理に

バルサミコ酢はぶどうから作る酢で、甘みとコクがあります。醤油と1:1で合わせると、ポン酢風のたれになります。ステーキやポークソテー、カルパッチョのソースとして使えます。

ポン酢のさっぱりした酸味とは違う味になるので、鍋や冷ややっこには向きません。小鍋で軽く煮詰めると、とろみが出て肉にからみやすくなります。

料理別:おすすめの代用

料理いちばんのおすすめ次点
鍋・しゃぶしゃぶ醤油+酢+レモン汁醤油+酢
餃子のたれ醤油+酢めんつゆ+酢
焼き魚・冷ややっこ醤油+レモン汁醤油+酢
おひたし・和え物めんつゆ+酢醤油+酢+砂糖少々
蒸し鶏・春雨サラダナンプラー+レモン汁醤油+レモン汁
ステーキ・ソテー醤油+バルサミコ酢醤油+レモン汁

よくある質問

ナンプラーの代わりにポン酢は使える?

酸味と甘みが加わりますが、エスニックの和え物やドレッシングなら使えます。ポン酢の塩分は味ぽんで100gあたり8.3g、ナンプラーは22.9gです。ナンプラー小さじ1の代わりには、ポン酢大さじ1くらいが塩分の目安です。

量が増えるぶん、レシピのレモン汁やライム汁を減らしてください。魚醤の香りは出ないので、炒め物の味付けには向きません。

酢の代わりにポン酢は使える?

酢の物や南蛮漬けなら使えます。ただしポン酢には醤油が入っているので、酢と同じ量を入れると塩気が強くなります。レシピの醤油や塩を減らすか、ポン酢を使うぶん醤油を入れないようにしてください。

酸味は酢より穏やかです。

レモン汁の代わりにポン酢は使える?

から揚げや焼き魚、サラダにかける使い方なら代わりになります。ポン酢は醤油味なので、お菓子には向きません。色を白く保ちたい料理(りんごの変色止めなど)にも向きません。

手作りのポン酢は作り置きできる?

手作りのものは、市販品のような保存性がありません。使う分だけ作るほうが安心です。残った場合は清潔な容器に入れて冷蔵し、早めに使い切ってください。

生の果汁を入れたものは、風味も落ちやすくなります。

4の方法でめんつゆが手元にないときは、めんつゆの代用・手作りの分量で醤油・みりん・顆粒だしから作れます。

まとめ

醤油1に酢1。これが塩分から見たポン酢の代わりの基準です。酢の一部をレモン汁にすれば柑橘の香りが、醤油をめんつゆにすればだしの風味が加わります。

ナンプラーはエスニック料理、バルサミコ酢は肉のソテーに向いています。

参考

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