煮物や照り焼きを作ろうとしたら、みりんがなかった。そんなときは、砂糖と酒があればほぼ同じ働きをさせられます。
みりんの役目は、主に「甘み」と「照り」、それに「臭み消し」です。
料理酒の代わりにみりんを使う場合や、砂糖をみりんに置き換える場合の分量は、後半の「よくある質問」にまとめました。
結論:砂糖+酒でほぼ再現できる
- みりん大さじ1 → 砂糖小さじ2+酒大さじ1
- 酒もなければ、砂糖小さじ2+水大さじ1(臭み消しの効果はなくなる)
みりんの代用 早見表
みりん大さじ1の代わりに使う量の目安です。
| 代用 | みりん大さじ1の代わりに | 照り | 向いている料理 |
|---|---|---|---|
| 砂糖+酒 | 砂糖小さじ2+酒大さじ1 | ○ | 煮物・照り焼き・丼のたれ |
| 砂糖+水 | 砂糖小さじ2+水大さじ1 | △ | 甘みを足したいだけのとき |
| はちみつ+酒 | はちみつ小さじ1弱+酒大さじ1 | ◎ | 照り焼き・角煮 |
| めんつゆ | 醤油と合わせて置き換え(下記) | ○ | 煮物・親子丼 |
| みりん風調味料 | 大さじ1(同量) | ○ | 全般(発酵調味料は塩分に注意) |
| 白ワイン+砂糖 | 白ワイン大さじ1+砂糖小さじ2 | ○ | 洋風の煮込み・ソテー |
※砂糖の量は、宝酒造の「砂糖大さじ1は本みりん大さじ約1.5杯分」という目安から逆算しています。甘さの好みで加減してください。
1. 砂糖+酒:いちばん近い代わり
みりんは、もち米と米こうじを焼酎で熟成させた調味料です。甘みとアルコールの両方を含んでいます。そのため、砂糖と酒を合わせるとかなり近い働きになります。
分量は、みりん大さじ1に対して砂糖小さじ2+酒大さじ1が目安です。日本酒でも料理酒でもかまいません。
ただ、料理酒は塩が入っている商品が多くあります。その場合は、レシピの塩や醤油を少し控えてください。
砂糖は、みりんより甘みがストレートに出ます。最初は小さじ1から入れて、味を見ながら足すと甘くなりすぎません。
2. 砂糖+水:酒もないとき
日本酒も料理酒もない場合は、砂糖小さじ2を水大さじ1で溶いて使います。甘みは補えますが、アルコールによる臭み消しの効果はありません。
魚の煮付けなど臭みが気になる料理では、しょうがを多めにすると食べやすくなります。
3. はちみつ:照りを出したいときに
はちみつは照りがよく出るので、照り焼きや豚の角煮に向いています。砂糖より甘みが強いため、みりん大さじ1の代わりに小さじ1弱で十分です。酒大さじ1も一緒に加えると、みりんの使い方に近くなります。
はちみつは焦げやすいので、火を弱めてから加えてください。
また、1歳未満の乳児ははちみつを食べられません。離乳食や、小さな子どもと取り分ける料理には使わないでください。
4. めんつゆ:醤油も使うレシピなら
めんつゆには、醤油・みりん(または砂糖)・だしが入っています。煮物や親子丼のように、もともと醤油とみりんを両方使うレシピなら、その2つをまとめてめんつゆに置き換えられます。
目安は、醤油大さじ1+みりん大さじ1の代わりに、3倍濃縮のめんつゆ大さじ1と1/2です。だしの風味が加わるぶん、だしの量は減らしてかまいません。
みりんだけを使う料理(甘い卵焼きなど)には向きません。
5. みりん風調味料:同量で置き換えられる
「みりん風調味料」は、本みりんと同じ量で置き換えられます。アルコールはほとんど入っていないので、臭み消しの効果は弱くなります。
「みりんタイプ」「発酵調味料」と表示された商品は、アルコールを含みます。ただし塩が加えられているので、使うときは料理全体の塩を少し減らしてください。
6. 白ワイン+砂糖:洋風の料理に
日本酒がなく白ワインがある場合は、白ワイン大さじ1+砂糖小さじ2で代用できます。
和食に使うと、少し酸味と香りが出ます。トマト煮やクリーム煮など洋風の料理なら、なじみます。
料理別:おすすめの代用
| 料理 | いちばんのおすすめ | 次点 |
|---|---|---|
| 肉じゃが・煮物 | 砂糖+酒 | めんつゆ |
| 照り焼き | はちみつ+酒 | 砂糖+酒 |
| 魚の煮付け | 砂糖+酒 | 砂糖+水+しょうが多め |
| 親子丼・牛丼 | めんつゆ | 砂糖+酒 |
| 卵焼き | 砂糖+水 | — |
よくある質問
料理酒の代わりにみりんは使える?
使えます。ただ、みりんには甘みがあるので、料理が甘くなります。料理酒大さじ1の代わりにみりん大さじ1を使ったら、レシピの砂糖を小さじ2ほど減らしてください。
砂糖の代わりにみりんを使うなら何杯?
宝酒造によると、砂糖大さじ1の代わりには本みりん大さじ約1.5杯が目安です。重さで量る場合は、砂糖の約3倍の本みりんが必要です。
みりんは液体です。そのぶんほかの水分を減らすと、味が薄まりません。
みりんのアルコールを飛ばすには?
本みりんのアルコール分は14%前後です。小鍋に入れてひと煮立ちさせる「煮切り」をすると、アルコールが飛んでまろやかになります。
加熱しない和え物やたれに使うときは、煮切ってから使ってください。
焼肉のたれの代用で紹介している手作りのたれにも、みりんを使います。みりんがない場合は、この記事の砂糖+酒で置き換えてください。
まとめ
みりんがなくても、砂糖小さじ2+酒大さじ1で大さじ1分の代わりになります。
照りを強く出したいならはちみつ、醤油も使う煮物ならめんつゆが手軽です。


