パンのレシピに「スキムミルク」とあるのに、家にない。あるいは、牛乳を切らしたけれどスキムミルクならある。
スキムミルクと牛乳は、簡単な計算でどちらにも置き換えられます。牛乳⇔スキムミルクの換算方法を、食パンの計算例と早見表つきで紹介します。
結論:この式だけ覚えればOK
- 牛乳100g = スキムミルク10g+水90g
- スキムミルクの代わりに牛乳を使うなら、スキムミルクの10倍の牛乳を入れ、レシピの水をスキムミルクの9倍量だけ減らす
スキムミルクと牛乳の違い
スキムミルク(脱脂粉乳)は、牛乳から脂肪分と水分を取り除いて粉にしたものです。牛乳の約9割は水分です。そのため、スキムミルクに水を足せば、脂肪分が少ない牛乳(無脂肪乳に近いもの)になります。
| 牛乳 | スキムミルク | |
|---|---|---|
| 形状 | 液体 | 粉末 |
| 水分 | 約88% | ほぼなし |
| 脂肪分 | 約3.8% | ほぼなし |
| 保存 | 冷蔵・短期間 | 常温・長期間 |
牛乳の代わりにスキムミルクを使う場合
牛乳100gの代わりに、スキムミルク10g+水90gを使います。
| 牛乳の量 | スキムミルク | 水 |
|---|---|---|
| 100g(約100ml) | 10g | 90g |
| 150g | 15g | 135g |
| 200g(コップ1杯) | 20g | 180g |
| 250g | 25g | 225g |
スキムミルクはダマになりやすい粉です。少量のぬるま湯でよく溶いてから残りの水を加えると、なめらかに混ざります。
パン作りなら、スキムミルクは粉類と一緒に混ぜておきます。水は仕込み水(生地をこねるときの水)としてそのまま加えれば簡単です。
脂肪分がないぶん、コクは少し軽くなります。シチューやグラタンなどでコクが欲しい場合は、バターを少し(牛乳100gあたり3〜4g)足すと近づきます。
スキムミルクの代わりに牛乳を使う場合
こちらは少し計算が必要ですが、やることは2つです。
- スキムミルクの量 × 10 = 使う牛乳の量
- スキムミルクの量 × 9 = レシピの水から減らす量
計算例:食パンのレシピ
レシピ:強力粉250g、スキムミルク10g、水180g の場合
- 牛乳:10g × 10 = 100g
- 水:180g − (10g × 9)= 90g
つまり、スキムミルク10gと水180gを、牛乳100gと水90gに置き換えればOKです。水分の合計量が変わらないので、生地の固さも変わりません。
| レシピのスキムミルク | 代わりの牛乳 | 水から減らす量 |
|---|---|---|
| 5g | 50g | 45g |
| 10g | 100g | 90g |
| 15g | 150g | 135g |
| 20g | 200g | 180g |
牛乳には脂肪分があるので、スキムミルクで作るよりややしっとり・リッチな仕上がりになります。
冷蔵庫から出したばかりの牛乳は、生地の温度を下げてしまいます。パン作りでは、少し温めてから使います。
ほかに代わりになるもの
- 豆乳:牛乳と同じく約9割が水分なので、牛乳と同じ換算で使えます(スキムミルク10g+水90g → 豆乳100g)。大豆の風味が出ます。
- 全粉乳:脂肪分を取り除いていない粉ミルクです。水で溶くと、牛乳に近いコクになります。溶かす割合は、商品の表示に合わせてください。
- 何もない場合:パン作りならスキムミルクを省いて水だけでも焼けます。色づきや風味は少し控えめになります。
よくある質問
スキムミルクをパンに入れる理由は?
スキムミルクの乳糖(牛乳に含まれる糖分)やたんぱく質によって、焼き色がきれいにつきます。風味も良くなります。量が少ないレシピでは、省いても大きな失敗にはなりません。
大さじ1のスキムミルクは何グラム?
商品や詰め方によって変わりますが、おおよそ大さじ1で6g前後です。パン作りなど正確さが必要な場合は、はかりで量りましょう。
まとめ
牛乳100g=スキムミルク10g+水90gです。スキムミルクの代わりに牛乳を使うときは、水を減らすのを忘れないようにしてください。減らさないと生地がべたつきます。



