ホットケーキミックスの代用:薄力粉で作る分量

ホットケーキミックスの代用(食材の困りごと辞典)

ホットケーキを焼こうとしたら、ミックスが切れていた。そんなときは、薄力粉・砂糖・ベーキングパウダーで同じような粉を作れます。

ホットケーキミックスの中身は、ほとんどが小麦粉と砂糖です。そこに少しのベーキングパウダーと塩が入っています。

森永製菓の「ホットケーキミックス」の原材料を見てみましょう。小麦粉、砂糖、ぶどう糖、植物油脂、食塩、ベーキングパウダーなどが並んでいます。

分量は、日清製粉ウェルナの「薄力粉で作るホットケーキ」の配合をもとに計算しました。ミックス50g・100g・150g・200g分を表にしています。ベーキングパウダーもないときの方法と、ホットケーキシロップの代わりも最後に紹介します。

結論:薄力粉100に対して砂糖18、ベーキングパウダー4の割合で混ぜる

  • ミックス150g分 → 薄力粉123g+砂糖22g+ベーキングパウダー5g+塩ひとつまみ
  • ミックス200g分 → 薄力粉164g+砂糖29g+ベーキングパウダー7g+塩ひとつまみ
  • 卵と牛乳は、作りたいレシピの分量のままでよい
目次

ホットケーキミックスの代用 早見表

市販のミックスの重さ別に、薄力粉・砂糖・ベーキングパウダーの量をまとめました。

ミックスの量薄力粉砂糖(上白糖)ベーキングパウダー
50g41g7g(小さじ2強)1.6g(小さじ1/2弱)
100g82g15g(大さじ1と2/3)3g(小さじ1弱)
150g123g22g(大さじ2と1/2弱)5g(小さじ1と1/4〜1と1/2)
200g164g29g(大さじ3強)7g(小さじ2前後)

※日清製粉ウェルナのホットケーキのレシピ「薄力粉100g、ベーキングパウダー4g、砂糖18g」の比率で計算しました。合計がミックスの重さになるようにしています。砂糖は上白糖大さじ1=9gで換算しています。

※ベーキングパウダーの小さじ1杯は、計量表によって3〜4gと差があります。できればはかりで量ってください。塩はどの量でもひとつまみが目安です。

1. 薄力粉+ベーキングパウダー+砂糖:いちばん近い

基本の作り方です。日清製粉ウェルナのレシピでは、薄力粉100gにベーキングパウダー4gと砂糖18gを合わせます。これに卵1個と牛乳100mLを加えて、2枚焼いています。

この比率を、市販ミックスの重さに合わせたのが上の早見表です。

粉類はボウルに入れて泡立て器でよく混ぜるか、ふるってから使ってください。ベーキングパウダーが一か所にかたまると、焼いたときに苦みが出ます。ふくらみにむらができることもあります。

市販のミックスには植物油脂や香料も入っているので、手作りすると香りはあっさりします。気になる場合は、溶かしバターやサラダ油を小さじ1〜2加えてみてください。バニラエッセンスを数滴入れると、市販品の風味に近づきます(量は目安です)。

森永製菓のミックスは、100gあたりの食塩相当量(塩分の量)が1.2gです。ただし、この数字にはベーキングパウダーに含まれるナトリウム(塩分のもとになる成分)も入っています。手作りの場合、塩はひとつまみから入れて、物足りなければ次から増やしてください。

2. 米粉+ベーキングパウダー+砂糖:小麦を使わないとき

薄力粉の代わりに、米粉を同じ重さで使ってもホットケーキは焼けます。製菓材料店 cotta の比較では、スポンジケーキやパウンドケーキは薄力粉と同量の米粉で作れたとしています。

米粉は小麦粉より水を吸うので、同じ牛乳の量だと生地がかたくなることがあります。もったりしすぎたら、牛乳を大さじ1ずつ足してください。薄力粉で作るときと同じくらいのとろみが目安です。

ベーキングパウダーには、成分どうしを分けておくためのでんぷん(分散剤)が入っています。その原料は商品によって違います。小麦アレルギーの人に出す場合は、原材料表示も確認してください。

3. 薄力粉+重曹:ベーキングパウダーがないとき

ベーキングパウダーの代わりに重曹を使う場合は、ベーキングパウダーの半量が目安です。ミックス150g分なら、薄力粉123gと砂糖22gに重曹2〜2.5g(小さじ1/2強)です。

重曹だけだと苦みが出て、焼き色が黄色っぽく濃くなります。牛乳の一部をヨーグルトに替えるか、レモン汁を小さじ1ほど加えると苦みが和らぎます。

重曹の量と注意点はベーキングパウダーの代用で詳しく説明しています。

4. 卵白のメレンゲ:膨らませる粉が何もないとき

ベーキングパウダーも重曹もない場合は、メレンゲの空気でふくらませます。メレンゲは、卵白を泡立てたものです。

まず卵を卵黄と卵白に分けます。卵白に砂糖の一部を加え、ツノが立つまで泡立てます。薄力粉・卵黄・牛乳を混ぜた生地に、メレンゲをさっくり合わせます。

フライパンは先に温めておき、生地を合わせたら待たずに焼き始めます。厚みがあるぶん中まで火が通りにくいので、ふたをして弱火で焼いてください。

5. 強力粉・中力粉:薄力粉もないとき

薄力粉がなく、強力粉や中力粉しかない場合も同じ配合で焼けます。グルテン(小麦のたんぱく質からできる、粘りのもと)が多いぶん、もっちりした食感になります。ふんわり感は減ります。

生地を混ぜすぎるとさらにかたくなります。粉が見えなくなったところで、混ぜるのをやめてください。薄力粉のほかの代わりは薄力粉・強力粉・米粉の代用にまとめています。

料理別:おすすめの代用

作るものいちばんのおすすめ次点
ホットケーキ・パンケーキ薄力粉+BP+砂糖メレンゲで膨らませる
マフィン・カップケーキ薄力粉+BP+砂糖米粉+BP+砂糖
蒸しパン薄力粉+BP+砂糖薄力粉+重曹+ヨーグルト
ドーナツ薄力粉+BP+砂糖強力粉+BP+砂糖(もっちり)
小麦を使わないおやつ米粉+BP+砂糖—

※BP=ベーキングパウダー。

よくある質問

ホットケーキミックスで薄力粉の代わりはできる?

マフィンやスコーンのように、もともとベーキングパウダーと砂糖を使うお菓子なら代わりになります。薄力粉と同じ重さのミックスを使い、レシピのベーキングパウダーは入れません。砂糖はひとまず半分ほどに減らします。

ミックスには甘みと塩けがあります。天ぷらの衣やとろみ付けなど、料理に使う薄力粉の代わりには向きません。

卵と牛乳の量はどうする?

作りたいレシピに書かれた量のままで大丈夫です。森永製菓のミックスは、150gに卵Mサイズ1個と牛乳100mLで3枚焼く配合です。手作りのミックス150gでも同じ量から始め、生地がかたければ牛乳を少しずつ足します。

ホットケーキシロップの代わりは?レンジで作れる?

砂糖と水を電子レンジで温めると、簡単なシロップになります。耐熱容器に砂糖大さじ2と水大さじ1を入れて混ぜます。600Wで20〜30秒ずつ、砂糖が溶けるまで様子を見ながら加熱してください(分量と時間は目安です)。

加熱しすぎると焦げて、カラメルになります。容器もシロップも非常に熱くなるので、取り出すときはミトンを使い、冷ましてからかけます。

はちみつやメープルシロップも、そのまま使えます。ただし、はちみつは1歳未満の乳児には与えないでください。

まとめ

手作りのミックスは、薄力粉100:砂糖18:ベーキングパウダー4の比率で作れます。この比率を覚えておけば、50gでも300gでも計算できます。

卵と牛乳は、いつものレシピのままで大丈夫です。ベーキングパウダーが切れていたら重曹を半量に、それもなければメレンゲの泡でふくらませます。

参考

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