あんかけのとろみ付けや、からあげの衣を作ろうとして、片栗粉がないと気づいたとき。小麦粉やコーンスターチ、米粉などで代わりがききます。
ただし、とろみの強さや揚げたときの食感は、粉によってかなり違います。用途ごとに選んでください。
結論:使い道で選ぶ
- とろみ付け → コーンスターチ(同量〜やや多め)、なければ小麦粉(2倍くらいから)
- 揚げ衣 → カリッとさせたいなら米粉、ふんわりなら薄力粉
- つなぎ → 薄力粉、パン粉、卵
用途別 代用早見表
| 用途 | 代用 | 片栗粉大さじ1の代わりに | 仕上がり |
|---|---|---|---|
| とろみ付け | コーンスターチ | 大さじ1〜1と1/2 | 冷めてもとろみが残る |
| 薄力粉 | 大さじ2くらいから | 白っぽく、やや重い | |
| 米粉 | 大さじ2くらいから | なめらか、ダマになりにくい | |
| 揚げ衣 | 米粉 | 同量 | カリッと軽い |
| 薄力粉 | 同量 | ふんわり、焼き色が濃い | |
| 天ぷら粉 | 同量 | 厚めでサクッと | |
| つなぎ | 薄力粉 | 同量 | ほぼ同じ |
| パン粉・卵 | レシピに合わせて | ふんわり |
※とろみの付き方は、火加減や料理によって変わります。少しずつ加えて様子を見てください。
とろみ付けに使う場合
片栗粉は、じゃがいもからとったでんぷん(植物にたくわえられた粉状の成分)です。少量で強いとろみがつきます。
ほかの粉は、同じ量ではとろみが弱くなります。少し多めに使い、しっかり加熱してください。
コーンスターチ:いちばん近い代わり
コーンスターチは、とうもろこしのでんぷんです。片栗粉と同じように、水で溶いて加えます。とろみは片栗粉より弱めなので、同量〜1.5倍を目安にしてください。
片栗粉は、冷めるととろみがゆるくなります。コーンスターチは、冷めてもとろみが残ります。お弁当のおかずや、冷やして食べるあんかけに向いています。
薄力粉:手元にあることが多い粉
薄力粉(小麦粉)でもとろみはつきます。ただ、片栗粉よりかなり弱いので、2倍くらいの量から始めてください。水で溶いてから加え、粉っぽさが消えるまで1〜2分しっかり煮立てます。
仕上がりは白っぽく、透明感のあるあんにはなりません。シチューやカレー、エビチリのように、もともと色のついた料理なら気になりません。
米粉:ダマになりにくい
米粉も、とろみは片栗粉より弱めです。2倍くらいから様子を見ます。
水に溶けやすく、ダマになりにくい粉です。スープやあんに少しずつ加えやすくなっています。
揚げ衣に使う場合
からあげや竜田揚げの衣は、粉によって食感が変わります。
- 米粉:油の吸い込みが少なく、カリッと軽い仕上がりになります。片栗粉のカリカリ感にいちばん近い代わりです。
- 薄力粉:衣がふんわりして、焼き色が濃くつきます。コーンスターチがあれば半々に混ぜると、衣が軽くなります。
- 天ぷら粉:卵や膨張剤(生地をふくらませる材料)が入っているものが多く、衣が厚めでサクッとします。からあげならそのまままぶして使えます。
- コーンスターチ:カリッとした軽い衣になり、片栗粉と同じ感覚で使えます。
つなぎに使う場合
ハンバーグや肉団子、つくねのつなぎなら、薄力粉を同量使えば問題ありません。パン粉や溶き卵を少し増やしても、肉がまとまりやすくなります。
豆腐を混ぜるつくねは、水分が多くなります。薄力粉かパン粉を少し多めにしてください。
料理別:おすすめの代用
| 料理 | いちばんのおすすめ | 次点 |
|---|---|---|
| あんかけ・中華丼 | コーンスターチ | 米粉 |
| エビチリ・麻婆豆腐 | コーンスターチ | 薄力粉 |
| からあげ | 米粉 | 薄力粉+コーンスターチ |
| 竜田揚げ | 米粉 | コーンスターチ |
| 肉団子・ハンバーグ | 薄力粉 | パン粉 |
よくある質問
片栗粉の代わりにゼラチンは使える?
ゼラチンは冷やして固めるものです。温かい料理のとろみ付けには使えません。
ゼリーや冷たいデザートを作るなら、片栗粉ではなくゼラチンや寒天のほうが向いています。
わらび餅は片栗粉以外で作れる?
わらび餅は、本来わらび粉で作るものです。家庭では片栗粉がよく使われます。
コーンスターチでも作れます。ただ、もちもち感は弱く、ぷるんとした食感になります。
牛乳と小麦粉でとろみをつける方法は、生クリームの代用でも紹介しています。
まとめ
とろみ付けならコーンスターチ、揚げ衣なら米粉を選びましょう。片栗粉を使ったときに近い仕上がりになります。
小麦粉を使う場合は多めに入れ、しっかり加熱して粉っぽさを飛ばしてください。


