結論から言うと、MARCH(学習院を含む6校)に入るのは同い年の約2.9%、34人に1人です。
「上位何パーセントか」は、数え方で変わります。旧帝大と早慶上理だけを上に積めば上位6.5%。国公立大学をすべて上に置けば上位17%です。
6.5%と17%。この2つの数字のあいだに、「MARCHは高学歴なのか」という終わらない論争がそっくり入っています。
MARCHに入るのは、同い年の34人に1人
| 大学 | 入学定員 | 同い年の中での割合 | 何人に1人か |
|---|---|---|---|
| 明治 | 7,760人 | 0.70% | 142人に1人 |
| 法政 | 6,605人 | 0.60% | 167人に1人 |
| 中央 | 6,281人 | 0.57% | 175人に1人 |
| 立教 | 4,862人 | 0.44% | 226人に1人 |
| 青山学院 | 4,490人 | 0.41% | 245人に1人 |
| 学習院 | 2,420人 | 0.22% | 455人に1人 |
| 6校の合計 | 32,418人 | 2.94% | 34人に1人 |
各大学の学部の入学定員を、2025年の18歳人口(110万851人)で割りました。明治・中央・法政・学習院は2026年度、立教・青山学院は2025年度の数字です。
6校を合わせると、1学年に約3万2千人。40人のクラスなら、1人か、多くて2人です。「クラスで1番か2番だった人が行く」という言い方は、人数のうえではだいたい合っています。
大学ごとに見ると、差があります。明治は142人に1人で、いちばん大勢います。学習院は455人に1人。学習院の定員2,420人は、旧帝大の東北大学(募集人員2,417人)とほぼ同じです。
人数の少なさだけなら、学習院は東北大学と同じくらい珍しい存在です。難しさが同じという意味ではありません。
「上位」何パーセントかは、数え方で変わる
| 数え方 | 上に積む大学 | 人数 | 同い年の中で | 大学に進んだ人の中で |
|---|---|---|---|---|
| 甘い数え方 | 旧帝大・早慶上理 | 約7万2千人 | 上位6.5% | 上位11.1% |
| 辛い数え方 | 国公立大学すべて・早慶上理 | 約19万1千人 | 上位17.3% | 上位29.5% |
どちらも、MARCHの人数まで含めた数字です。
甘い数え方は、MARCHの上に旧帝大と早慶上理しかいないことにしたものです。
一橋も、東京科学大も、神戸も、筑波も数えていません。
辛い数え方は、国公立大学をすべてMARCHより上に置いたものです。
地方の小さな国公立大学まで、全部MARCHより上という扱いです。これも言いすぎです。
本当の数字は、このあいだにあります。MARCHは、同い年の中で上位6.5%から17%。大学に進んだ人の中では上位11%から30%です。
6.5%と17%のあいだで、論争が起きている
「上位6.5%」と聞くと、かなりのエリートに聞こえます。100人いたら上から6番目か7番目です。
「上位17%」と聞くと、印象が変わります。100人いたら17番目。優秀ではあるけれど、特別というほどではありません。
MARCHを高学歴だと言いたい人は、6.5%のほうを使います。MARCHはたいしたことがないと言いたい人は、17%のほうを使います。どちらも計算としては間違っていません。上に積む大学が違うだけです。
知恵袋にも、この数字を求める質問があります。
MARCH卒業者は、日本の社会で、学歴的に上位 何パーセントくらいですか?
MARCHでも、中央大学法学部とかの偏差値が高い学部がありますが、平均的なMARCHの学部の卒業生とします。
こうした質問には、たいてい複数の回答が付き、それぞれ違う数字が書かれます。
5%、10%、15%。どれも根拠があり、どれも数え方が違います。
質問した人は、その中からいちばん気に入った数字を持って帰ります。
「上位何パーセントか」を聞く人が本当に知りたいのは、数字ではありません。「自分は胸を張っていいのか」です。その答えは、パーセントでは出ません。
早慶上理と比べると
| 大学群 | 入学定員 | 同い年の中での割合 | 何人に1人か |
|---|---|---|---|
| 旧帝大(7校) | 17,137人 | 1.56% | 64人に1人 |
| 早慶上理(4校) | 22,053人 | 2.00% | 50人に1人 |
| MARCH(6校) | 32,418人 | 2.94% | 34人に1人 |
早慶上理は4校で2万2千人、50人に1人です。MARCHは6校で3万2千人。人数は、MARCHのほうが1万人ほど多くなります。
旧帝大と早慶上理を足すと約3万9千人で、MARCHの3万2千人とあまり変わりません。
MARCHの上にいる人たちと、MARCHにいる人たちは、だいたい同じ人数です。
MARCHの人が上を気にするのは、すぐ上に、自分たちと同じくらいの数の人がいるからかもしれません。
- MARCH・GMARCHとは:6校の基本
- MARCHの偏差値:66学部の一覧
- MARCHの序列:6校の中での順番
- MARCHと関関同立はどっちが上か
まとめ
- MARCH(学習院を含む6校)の入学定員は約3万2千人。同い年の2.9%、34人に1人
- 旧帝大と早慶上理だけを上に積むと上位6.5%、国公立をすべて上に置くと上位17.3%
- 大学に進んだ人の中では、上位11%から30%
- いちばん人数が多いのは明治(142人に1人)、少ないのは学習院(455人に1人)
MARCHは、上位6.5%とも、上位17%とも言えます。エリートと呼ぶには少し多く、普通と呼ぶには少し少ない。その中途半端さが、MARCHという言葉がこれだけ使われる理由です。はっきり上でも、はっきり真ん中でもないものは、いつまでも話題になります。
計算について
入学定員は、実際の入学者数とは少し違います。私立大学は定員より多めに入学させることが多く、入学者には浪人した人や留学生も含まれます。18歳人口で割った数字は、おおよその目安として見てください。旧帝大だけは、2025年入試の募集人員を使っています。
出典
- 18歳人口(2025年、110万851人): リクルート進学総研「18歳人口予測」(文部科学省「学校基本調査」をもとにした集計)
- 大学入学者数(2025年度、64万5,513人。うち国立9万9,924人、公立3万6,138人): 国立大学協会「国立大学法人基礎資料集」の表をもとに合算
- 入学定員: 明治大学、法政大学 学則、中央大学、立教大学、青山学院大学、学習院大学
- 早慶上理の入学定員: 各大学の公表資料と河合塾Kei-Net(2025〜2026年度)

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