結論から言うと、MARCHの序列は「明治>青山学院>立教>中央>法政」です。
M・A・R・C・Hの、頭文字の順そのままです。
関関同立も日東駒専も、名前の並びはただの語呂でした。MARCHだけは、語呂のつもりで並べた順番が、そのまま序列になっています。
この記事では、3つの数字でそれを確かめます。
知恵袋では、キャンパス単位まで分解されている
マーチの序列はこんな感じでしょうか。
文系学部の場合中央(法律)
明治
立教(池袋)
青学
法政(市ヶ谷)
立教(志木)
中央(法律学科以外)
法政(多摩)
5校では足りず、キャンパスごとに分けています。同じ大学でも、都心の校舎と郊外の校舎では別の順位が付いています。
ここまで来ると、大学の序列ではなく路線図です。
一方で、2023年11月にはMARCHの序列を気にするのは当事者と学歴好きくらいで、世間から見ればどこも同じではないか、という冷静な投稿もあります。
そのとおりです。そのとおりですが、この記事は続きます。
ダブル合格で見ると、頭文字の順になる
両方に受かった人がどちらに進んだかを、東進が毎年集計しています。2025年入試の結果を強い順に並べると、こうなります。
| 順位 | 大学 | 頭文字 |
|---|---|---|
| 1 | 明治 | M |
| 2 | 青山学院 | A |
| 3 | 立教 | R |
| 4 | 中央 | C |
| 5 | 法政 | H |
上から読むと、MARCHです。偶然にしては、できすぎています。
明治は、立教と青山学院の両方に対して、選ばれる割合が過去最高になりました。差は広がっています。青山学院は、5年連続で立教を上回っています。
ただし、学部を絞ると例外が出ます。中央の法学部は、明治の法学部とのダブル合格で8割以上に選ばれています。2023年に都心へ移転してから、一気に強くなりました。中央は「法だけ別の大学」です。
なお、明治と早稲田の両方に受かって明治を選んだ人は、0.9%です。
MARCHの頂上は、1つ上の段から見ると、まだふもとです。
偏差値で見ても、ほぼ頭文字の順になる
河合塾のボーダー偏差値です。2026年8月時点で、学習院も加えています。
| 大学 | 学部数 | 偏差値(下〜上) | 下限60.0以上の学部 |
|---|---|---|---|
| 明治 | 10 | 57.5〜67.5 | 7 |
| 立教 | 12 | 57.5〜65.0 | 6 |
| 青山学院 | 12 | 52.5〜65.0 | 5 |
| 法政 | 15 | 52.5〜62.5 | 2 |
| 中央 | 11 | 52.5〜62.5 | 1 |
| 学習院 | 6 | 52.5〜60.0 | 0 |
明治は、10学部すべてで上限が62.5以上です。弱い学部が1つもありません。2位争いは立教と青山学院で、偏差値では立教がわずかに上、ダブル合格では青山学院が上です。
中央と法政は、どちらも52.5〜62.5です。中央は、上限が62.5に届くのが法学部だけ。法政は15学部もあるので、上にも下にも散らばっています。
学習院は最高でも60.0で、6校のいちばん下です。「GMARCH」と先頭に置かれていますが、偏差値では最後尾です。Gが先頭にあるのは、序列ではなく語呂の都合でしょう。
世間の印象で見ると、青山学院が逆転する
| 調査 | 1位 | 2位 | 3位以下 |
|---|---|---|---|
| 優秀な学生が多い(関東在住522人) | 明治 7.1% | 中央 5.9% | 青山学院5.0%、立教4.6%、学習院3.1%、法政2.7% |
| ネームバリューが高い(全国250人) | 青山学院 118票 | 明治 92票 | — |
「優秀な学生が多い」では、明治が1位、中央が2位です。
中央は、ダブル合格では4位なのに、印象では2位に上がります。
法学部の看板が、大学全体の評価を持ち上げているようです。
「ネームバリュー」では、青山学院が明治を抜いて1位です。
回答者からは、勉強でも運動でも活躍しているという声が挙がっています。箱根駅伝の印象が強いのでしょう。
偏差値やダブル合格で負けていても、名前の通りの良さでは勝っています。
3つを並べると
| 指標 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 |
|---|---|---|---|---|---|
| ダブル合格 | 明治 | 青山学院 | 立教 | 中央 | 法政 |
| 偏差値 | 明治 | 立教 | 青山学院 | 中央・法政(同じ帯) | — |
| 優秀という印象 | 明治 | 中央 | 青山学院 | 立教 | 法政 |
1位は、3つとも明治です。法政は、3つのうち2つで最下位です。あいだの3校(青山学院・立教・中央)は、指標によって入れ替わります。
関関同立は「同志社と、2位を争う3校」でした。
MARCHは「明治と、2位を争う3校と、法政」です。
構造はよく似ていますが、MARCHには最下位が固定されている分、論争が1つ少なくて済みます。
まとめ
MARCHの序列は、頭文字の順です。明治が1位で動かず、青山学院・立教・中央が2位を争い、法政が最後に来ます。
名前を付けた人が序列を意識していたのかどうかは、分かりません。ただ、もし法政が先頭なら「HMARC」となり、誰も覚えられませんでした。法政は、語呂のために最後尾を引き受けた大学とも言えます。
出典
- ダブル合格: 東進「ダブル合格者進学先分析」2025年(リセマム 2025年9月29日、東進の広告記事)
- 偏差値: 河合塾Kei-Netのボーダー偏差値(塾選ジャーナル掲載、2026年8月22日閲覧)
- 優秀な学生が多い大学: ねとらぼリサーチ 2026年4月18日(2026年2月12日調査、関東在住522人)
- ネームバリュー: All Aboutニュース 2026年3月22日(全国250人)

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