結論から言うと、関関同立は関東で言うと「MARCHの下半分から、成成明学の上あたり」です。
「関関同立=MARCH」がそのまま成り立つのは、同志社だけです。
京都大学を出た関西の人間として、あまり書きたくない結論です。
ただ、学部ごとに偏差値を並べると、こうなります。関西の方は、怒る前に表を見てください。
知恵袋では、10年以上同じ質問が続いている
関西の私立大学関関同立は関東で言うMARCHと同じく位のレベルですか?また、産近甲龍はニッコマと同レベルくらいでしょうか?教えて下さい。
2021年にもMARCHレベルなのか日東駒専レベルなのかを尋ねる質問があり、2023年にもほぼ同じ質問があります。10年たっても、誰も納得していません。
面白いのは、逆向きの質問がほとんどないことです。
「MARCHは関西で言うとどこですか」と聞く人は、めったにいません。この偏りは、あとで数字でお見せします。
学部別に並べると、同志社だけがMARCHの中にいる
河合塾のボーダー偏差値です。文系の主要4学部を、10校で横に並べました。
| 大学 | 法 | 経済 | 商・経営 | 文 |
|---|---|---|---|---|
| 明治 | 60.0〜62.5 | 60.0〜67.5(政治経済) | 62.5 | 57.5〜65.0 |
| 青山学院 | 57.5〜62.5 | 60.0〜62.5 | 60.0 | 57.5〜65.0 |
| 立教 | 60.0 | 57.5〜60.0 | 62.5 | 57.5〜62.5 |
| 中央 | 57.5〜62.5 | 55.0〜57.5 | 57.5〜60.0 | 52.5〜60.0 |
| 法政 | 57.5〜62.5 | 55.0〜60.0 | 57.5〜62.5 | 55.0〜62.5 |
| 学習院 | 57.5〜60.0 | 57.5 | — | 55.0〜57.5 |
| 同志社 | 60.0 | 60.0 | 60.0 | 57.5〜60.0 |
| 関西 | 55.0〜57.5 | 55.0〜57.5 | 55.0〜57.5 | 52.5〜57.5 |
| 関西学院 | 52.5〜57.5 | 55.0 | 55.0〜57.5 | 52.5〜55.0 |
| 立命館 | 55.0 | 52.5〜55.0 | 57.5 | 52.5〜60.0 |
同志社は、どの学部も60.0前後です。立教・中央・法政と同じ帯にいます。MARCHの真ん中、と言って問題ありません。ただし明治には届きません。同志社の60.0は、明治の法学部の下限です。
残りの3校は、法学部で52.5〜57.5です。MARCHで一番下の数字は57.5なので、3校の上限が、MARCHの下限に届くかどうか、という位置です。
つまり「関関同立=MARCH」は、関関同立のいちばん上と、MARCHのいちばん下を重ねたときにだけ成り立ちます。
大学群の序列ピラミッドで書いたとおり、自分の大学群は上限で名乗るものです。
関大・関学・立命館は、関東で言うとどこか
MARCHの1つ下とされる、成成明学獨國武の偏差値です。こちらは全学部の範囲です。
| 大学 | 偏差値(下〜上) |
|---|---|
| 明治学院 | 50.0〜62.5 |
| 成蹊 | 47.5〜60.0 |
| 國學院 | 52.5〜60.0 |
| 武蔵 | 52.5〜60.0 |
| 成城 | 50.0〜57.5 |
| 獨協 | 42.5〜55.0 |
関大・関学・立命館の文系主要学部は52.5〜60.0でした。國學院や武蔵と、ほぼ同じ帯です。
まとめると、次のようになります。
| 関西 | 関東で言うと |
|---|---|
| 同志社 | 立教・中央・法政あたり(MARCHの真ん中) |
| 関西・関西学院・立命館 | MARCHの下限〜成成明学獨國武の上位 |
| 産近甲龍 | 日東駒専のやや下(上限は産近甲龍が50.0〜55.0、日東駒専が55.0〜60.0) |
ただし、関西には言い分がある
ここで終わると関西の方に申し訳ないので、反論の材料も出します。東進の調査によると、国公立大学と併願する受験生の割合は次のとおりです。
- 同志社: 82.6%
- 関西: 68.7%
- 明治: 53.1%
関西の私大は、国公立との併願が関東よりずっと多いのです。関西では「まず国公立、だめなら関関同立」という受け方が多く、私大だけに絞って対策する人が関東より少なくなります。
私大専願の人が多いほど、3教科に絞って勉強した受験生が集まるので、偏差値は高く出ます。関東の私大の偏差値には、この分の上乗せがあると考えられます。同じ60.0でも、中身が同じとは限りません。
関西の方は、この段落だけ切り取って使ってください。
東京を気にしているのは、関西のほうである
このサイトで調べた、月間の検索数です。
| 検索語 | 月間検索数 |
|---|---|
| 関関同立 関東で言うと | 880 |
| 産近甲龍 関東で言うと | 390 |
| 日東駒専 関西で言うと | 110 |
関西から関東への換算は、逆向きの8倍検索されています。
関西の人は、自分の大学が東京でどう見られるかを気にしています。
関東の人は、自分の大学が大阪でどう見られるかを、ほとんど気にしていません。
就職で東京に出る人が多いから、という実用的な理由もあるでしょう。
それにしても、8倍です。
「関西は関西、東京は東京」と言いながら、こっそり換算表を探す検索が、月に880回あります。
まとめ
関関同立は、関東で言うと「同志社がMARCHの真ん中、残り3校がMARCHの下限から成成明学の上」です。ただし関西は国公立との併願が多く、偏差値だけで比べると不利に出ます。
出典
- 偏差値: 河合塾Kei-Netのボーダー偏差値。関関同立は塾選ジャーナル(2025年8月閲覧)、GMARCHは塾選ジャーナル(2026年8月閲覧)、成成明学獨國武は塾選ジャーナル(2026年9月閲覧)。関関同立だけ1年古い数字です。
- 国公立との併願率: 東進の調査(リセマム 2025年11月4日、東進の広告記事)
- 検索数: ラッコキーワード(2026年10月8日取得)

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