結論から言うと、旧帝大の序列は「東大>京大」までが確定で、3位は阪大と東北大で割れます。
残りの名大・九大・北大は、ほぼ横並びです。
先にお断りしておくと、私は京都大学の卒業生です。
このサイトでは「大学群の論争の外側にいる」と名乗っていますが、この記事だけは内側です。
できるだけ公平に書きます。京大が2位であることも、数字なので認めます。
知恵袋には、来年度版の序列まで出ている
Yahoo!知恵袋で「旧帝大 序列」と調べると、私大と同じように不等式が並んでいます。
旧帝大序列2027
理系 東大>京大>東北大≧阪大>名大>北大>九大
文系 東大>京大>阪大>名大>北大≧東北大≧九大
年度が付いています。
自動車の新型モデルと同じ扱いです。
しかも理系と文系で、3位以下の並びがまったく違います。
2017年には、7校を1列に並べて、この順で合っているかを尋ねる質問もありました。
9年たっても、同じ確認が続いています。
日本で一番勉強ができる人たちの集まりでも、気にすることは日東駒専と変わりません。
偏差値で見ると「東大>京大>阪大」、あとは団子
河合塾のボーダー偏差値です。医学部は除いています。2025年8月時点の値です。
| 大学 | 偏差値(下〜上) | ひとこと |
|---|---|---|
| 東京 | 67.5 | 全科類が67.5。下限が、他校の上限とほぼ同じ |
| 京都 | 62.5〜67.5 | 上は東大に並ぶ。下は並ばない |
| 大阪 | 57.5〜65.0 | 「東大・京大・阪大」と3つ並べて呼ばれたい |
| 東北 | 55.0〜67.5 | 上限だけなら2位タイ。学部による差が7校で最大 |
| 北海道 | 55.0〜65.0 | 上限は阪大と同じ。北の大地に、意外と高い壁がある |
| 九州 | 55.0〜65.0 | 北大と同じ帯。南北の端で、同じ数字を出している |
| 名古屋 | 57.5〜62.5 | 幅が一番狭い。上にも下にも飛び出さない堅実さ |
東大は、下限がそのまま京大の上限です。
京大卒としては書きたくない一文ですが、数字がそう言っています。
3位は阪大です。下限が57.5で、4位以下より一段高くなっています。
ただし上限だけを見ると、東北大が67.5で阪大を上回ります。
4位以下の4校は、55.0〜65.0のあたりに固まっています。ここに順位を付けるのは、偏差値では無理です。知恵袋の不等式が人によって違うのは、そもそも差がないからです。
世界ランキングで見ると、3位は東北大
イギリスの教育誌が出している「THE世界大学ランキング」の2026年版です。研究の実績が大きく反映されます。
| 国内の旧帝大順位 | 大学 | 世界順位 |
|---|---|---|
| 1 | 東京 | 26位 |
| 2 | 京都 | 61位 |
| 3 | 東北 | 103位 |
| 4 | 大阪 | 151位 |
| 5 | 名古屋 | 201〜250位 |
| 6 | 九州 | 301〜350位 |
| 7 | 北海道 | 351〜400位 |
こちらは7校がきれいに1列に並びます。そして3位は阪大ではなく、東北大です。
受験生の人気は阪大、研究の評価は東北大、という分かれ方です。
東北大は「偏差値のわりに評価が高い大学」で、阪大は「評価のわりに偏差値が高い大学」とも言えます。
どちらが得かは、立場によります。
なお、東大と京大のあいだには35の順位差があります。ここについては、特にコメントはありません。
帝国大学になった順で見ると、阪大と名大は新入り
そもそも「旧帝大」とは、戦前に帝国大学だった7校のことです。帝国大学になった順に並べます。
| 順 | 大学 | 帝国大学になった年 |
|---|---|---|
| 1 | 東京 | 1886年 |
| 2 | 京都 | 1897年 |
| 3 | 東北 | 1907年 |
| 4 | 九州 | 1911年 |
| 5 | 北海道 | 1918年 |
| 6 | 大阪 | 1931年 |
| 7 | 名古屋 | 1939年 |
偏差値3位の阪大は、6番目です。名大は最後の7番目で、帝国大学だった期間は10年もありません。「旧帝大」という看板に一番こだわっていいのは、歴史の順では東北大・九大・北大のほうです。
もっとも、80年以上前の設立順を今の序列に持ち込むのは無理があります。阪大と名大が後から入ったことで困っている人は、どこにもいません。
3つの順位を並べると
| 指標 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位以下 |
|---|---|---|---|---|
| 偏差値 | 東京 | 京都 | 大阪 | 東北・名古屋・九州・北海道(ほぼ横並び) |
| 世界ランキング | 東京 | 京都 | 東北 | 大阪 > 名古屋 > 九州 > 北海道 |
| 帝大になった順 | 東京 | 京都 | 東北 | 九州 > 北海道 > 大阪 > 名古屋 |
1位と2位は、3つとも同じです。東大と京大です。3位は、偏差値なら阪大、それ以外なら東北大です。
日東駒専では、指標を変えると4校すべてが1位になりました。旧帝大では、何を持ってきても上の2校が動きません。序列が本当に存在する大学群は、論争のしがいがありません。
まとめ
旧帝大の序列は「東大>京大>阪大または東北大>残り3校」です。入試の難しさなら阪大、研究の評価なら東北大が3位になります。
名大・九大・北大のあいだに、数字で言える差はほとんどありません。この3校の順位を真剣に議論している人を見かけたら、どの大学の出身かを聞いてみてください。だいたい、その3校のどれかです。
私大の序列は、関関同立の序列でまとめています。あちらは1位だけが決まっていて、2位以下が全部入れ替わります。
出典
- 偏差値: 河合塾Kei-Netの値(塾選ジャーナル掲載、2025年8月閲覧)
- 世界ランキング: THE世界大学ランキング2026年版(nippon.com)
- 帝国大学になった年: Wikipedia「帝国大学」(九州は設置の勅令が1910年、開設が1911年)

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