結論から言うと、産近甲龍の下には「摂神追桃」と「外外経工佛」の2つの大学群があります。
どちらが上かは、決着がついていません。
偏差値を並べると、もっと困ったことが分かります。
「産近甲龍の下」を探していたのに、産近甲龍より上限の高い大学が1校出てきます。
一般に言われている並び
| 位置 | 大学群 | 大学 |
|---|---|---|
| ここ | 産近甲龍 | 京都産業・近畿・甲南・龍谷 |
| 下(その1) | 摂神追桃 | 摂南・神戸学院・追手門学院・桃山学院 |
| 下(その2) | 外外経工佛 | 京都外国語・関西外国語・大阪経済・大阪工業・佛教 |
関東では「日東駒専の下は大東亜帝国」と、1段ずつきれいに決まっています。
関西は、下の段に2つの大学群が並んで立っていて、どちらも相手より下だとは認めていません。
なお「外外経工佛」は「がいがいけいこうぶつ」と読みます。
外国語が2つ、経済、工業、仏教。大学群というより、学部の一覧に見えます。
5校に共通するのは、関西にあることだけです。
知恵袋では「下の下」まで探されている
Yahoo!知恵袋には、産近甲龍の下を調べる質問がたくさんあります。
産近甲龍の下の下の大学群はどこですか?
下では足りず、「下の下」です。1段下を確認したあと、念のためもう1段下まで確認しています。
大阪経済大学のレベルって摂神追桃より上、産近甲龍より下って感じですかね??
大学群と大学群のすき間に、大学を1校ずつ差し込んでいく作業です。
摂神追桃に入ると外外経工佛に劣等感を持つのか、という質問も2024年1月にありました。
下の段どうしでも、しっかり横を見ています。
偏差値で並べると、下から「上」が出てくる
河合塾のボーダー偏差値です。近畿大学の医学部は除いています。大学群ごとに、上限の高い順で並べました。
| 大学群 | 大学 | 偏差値(下〜上) |
|---|---|---|
| 産近甲龍 | 近畿 | 42.5〜55.0 |
| 産近甲龍 | 甲南 | 45.0〜55.0 |
| 産近甲龍 | 龍谷 | 40.0〜52.5 |
| 産近甲龍 | 京都産業 | 45.0〜50.0 |
| 外外経工佛 | 関西外国語 | 42.5〜57.5 |
| 外外経工佛 | 佛教 | 37.5〜50.0 |
| 外外経工佛 | 京都外国語 | 37.5〜47.5 |
| 外外経工佛 | 大阪工業 | 42.5〜47.5 |
| 外外経工佛 | 大阪経済 | 37.5〜42.5 |
| 摂神追桃 | 摂南 | 40.0〜50.0 |
| 摂神追桃 | 追手門学院 | 40.0〜50.0 |
| 摂神追桃 | 神戸学院 | 35.0〜45.0 |
| 摂神追桃 | 桃山学院 | 37.5〜42.5 |
分かることは3つあります。
- 関西外国語大学の上限は57.5で、産近甲龍の4校すべて(最高55.0)を上回っています。
- 京都産業大学の上限は50.0で、佛教・摂南・追手門学院と同じです。産近甲龍のいちばん上の文字は、下の段の3校と並んでいます。
- 龍谷大学の下限は40.0で、摂南・追手門学院の下限と同じです。
「産近甲龍の下」を調べたら、産近甲龍より上が見つかりました。
2025年5月の知恵袋にも、関西外大は本当に産近甲龍より下なのかという質問があります。もっともな疑問です。
ただし、関西外大は入試の科目数が少ない方式があり、その質問でも触れられています。
科目が少ない入試は偏差値が高く出やすいので、この57.5をそのまま「産近甲龍より上」と読むのは早計です。
偏差値は、こういうときに一番役に立ちません。
摂神追桃と外外経工佛、どっちが下か
大学群の単位でまとめると、こうなります。
| 大学群 | 偏差値(下〜上) | 上限50.0以上の大学 |
|---|---|---|
| 外外経工佛 | 37.5〜57.5 | 2校(関西外国語・佛教) |
| 摂神追桃 | 35.0〜50.0 | 2校(摂南・追手門学院) |
数字のうえでは、外外経工佛がわずかに上です。
ただし差を作っているのは関西外大の1校だけで、残りの4校は摂神追桃とほぼ同じ帯にいます。
つまり、どちらが下かは決まりません。
決まらないからこそ、月に何十人もが「どっちが上」と検索しています。
関西の下の段は、2つの大学群が同じ階に住んでいて、表札の順番だけを争っている状態です。
産近甲龍は、関関同立の5倍「下」を調べている
このサイトで調べた、月間の検索数です。
| 検索語 | 月間検索数 |
|---|---|
| 産近甲龍の下 | 2,900 |
| 摂神追桃の下 | 880 |
| 関関同立の下 | 590 |
「産近甲龍の下」は、「関関同立の下」の約5倍検索されています。
関東の日東駒専もまったく同じ2,900でした。東西の同じ段が、同じ回数だけ下を見ています。
そして、その下にいる摂神追桃も、月に880回「下」を調べています。
「下の下」を探す人がいるのは、こういうわけです。下を探す人は、どの段にもいます。
まとめ
産近甲龍の下は、摂神追桃と外外経工佛です。どちらが上かは偏差値でも決まらず、関西外大だけは上限で産近甲龍を超えています。
「下」を確認して安心したい気持ちは分かります。ただ、確認した先に上限57.5の大学がいることもあります。下を見るときは、見られている可能性も考えておいたほうが安全です。
出典
- 偏差値: 河合塾Kei-Netの値。産近甲龍は神戸教育研究所の記事(2026年7月更新)、外外経工佛は塾選ジャーナル(2025年9月閲覧)、摂神追桃は塾選ジャーナル(2025年8月閲覧)に掲載の値
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