結論から言うと、偏差値は関関同立のほうが上です。
関関同立の上限は60.0〜70.0、日東駒専の上限は55.0〜60.0。関関同立でいちばん低い関西大学の上限が、日東駒専でいちばん高い東洋大学の上限と、ちょうど同じ60.0です。
そして、日東駒専を関西に持っていくと、関関同立と産近甲龍のあいだに落ちます。
関西には、その場所に大学群がありません。
「日東駒専 関関同立」は月に260回、「関関同立 日東駒専 どっち」は90回検索されています。
12校を、上限の高い順に並べる
関関同立、日東駒専、それに関西の産近甲龍を合わせた12校です。
| 大学群 | 大学 | 偏差値(下〜上) |
|---|---|---|
| 関関同立 | 関西学院 | 50.0〜70.0 |
| 関関同立 | 立命館 | 50.0〜67.5 |
| 関関同立 | 同志社 | 55.0〜62.5 |
| 関関同立 | 関西 | 50.0〜60.0 |
| 日東駒専 | 東洋 | 45.0〜60.0 |
| 日東駒専 | 専修 | 42.5〜57.5 |
| 日東駒専 | 日本 | 35.0〜57.5 |
| 日東駒専 | 駒澤 | 42.5〜55.0 |
| 産近甲龍 | 近畿 | 40.0〜55.0 |
| 産近甲龍 | 甲南 | 45.0〜55.0 |
| 産近甲龍 | 龍谷 | 40.0〜52.5 |
| 産近甲龍 | 京都産業 | 45.0〜50.0 |
河合塾のボーダー偏差値です。このサイトの関関同立の偏差値、日東駒専の偏差値、産近甲龍の偏差値の記事で調べた数字を使っています。医学部などは除いています。
きれいに3段に分かれました。上の4校が関関同立、真ん中の4校が日東駒専、下の4校が産近甲龍です。大学群が1つも混ざっていません。
日東駒専は、関関同立より上限で5.0ほど低く、産近甲龍より2.5〜5.0ほど高い位置にいます。
日東駒専は、関西で言うとどこか
「日東駒専 関西」「日東駒専 関西で言うと」という検索があります。関西の大学に置きかえると、どのあたりなのかを知りたい、ということです。
よくある答えは「産近甲龍」です。関東の日東駒専、関西の産近甲龍。受験の世界では、この2つが対になるものとして扱われています。
ところが、数字で並べると、日東駒専は産近甲龍の少し上にいます。
| 日東駒専 | 上限 | 関西で近い大学 |
|---|---|---|
| 東洋 | 60.0 | 関西大学(60.0) |
| 専修・日本 | 57.5 | 関西大学と近畿大学のあいだ |
| 駒澤 | 55.0 | 近畿・甲南(55.0) |
東洋は、上限だけなら関西大学と同じです。駒澤は、近畿・甲南と同じです。専修と日本は、そのあいだに入ります。
日東駒専は、関西で言うと「関関同立のいちばん下から、産近甲龍のいちばん上まで」に広がっています。
ぴったり重なる大学群は、関西にはありません。
関西の私立は、関関同立の次がすぐ産近甲龍です。あいだに何もありません。日東駒専を関西に持っていくと、その空いている段に、ちょうどはまります。
ただし、これは上限の話です。下限を見ると、日東駒専は35.0まであります。産近甲龍の下限は40.0〜45.0なので、下のほうは日東駒専のほうが低くなります。日東駒専は、上にも下にも、産近甲龍より幅が広いのです。
日東駒専と産近甲龍をくわしく比べた話は、日東駒専と産近甲龍はどっちが上かにあります。
知恵袋では、「同志社以外は変わらない」と言われている
日東駒専と関関同立どっちが難しいですか?偏差値的には同志社以外あんまり変わりませんよね?
日東駒専と関関同立はどちらが難しいのか、偏差値で見ると同志社のほかはあまり変わらないのではないか、という質問です。
表を見ると、この見方がどこから来たのかが分かります。
関関同立のうち、関西学院・立命館・関西の3校は、下限が50.0です。同志社だけが55.0です。そして50.0という数字は、日東駒専の中にもたくさんあります。
下だけを見れば、たしかに「同志社以外は変わらない」のです。
しかし上を見ると、関西学院は70.0、立命館は67.5まであります。日東駒専の上限は60.0です。上のほうは、まったく重なっていません。
| 関関同立 | 日東駒専 | |
|---|---|---|
| 上限 | 60.0〜70.0 | 55.0〜60.0 |
| 下限 | 50.0〜55.0 | 35.0〜45.0 |
| 重なっている範囲 | 50.0〜60.0 | 50.0〜60.0 |
重なっているのは、50.0から60.0のあいだです。関関同立にとっては下半分、日東駒専にとっては上半分にあたります。
関関同立の下のほうの学部と、日東駒専の上のほうの学部は、同じくらいの難しさです。
ただし、「関関同立の真ん中」と「日東駒専の真ん中」を比べれば、関関同立が上です。
関東から見ると、関関同立は「同志社と、あとの3つ」に見えがちです。同志社は名前を知っているが、残りはよく分からない。よく分からないものは、低めに見積もられます。
関西から見た日東駒専も、おそらく同じです。日大は知っているが、あとの3つはよく分からない。
東と西は、おたがいの2番手グループを、実際より少し低く見ています。知らない大学は、知っている大学より下に置かれる。大学群の比較は、たいていこの癖の上に成り立っています。
人数は、どちらも3万人前後
| 大学群 | 1学年の人数 | 同い年の中で |
|---|---|---|
| 日東駒専(4校) | 30,127人 | 36人に1人 |
| 関関同立(4校) | 27,147人 | 41人に1人 |
入学定員の合計を、2025年の18歳人口(110万851人)で割りました。
どちらも4校で、どちらも3万人前後です。大きさはほとんど変わりません。
違うのは、まわりの様子です。日東駒専の上には、MARCHと早慶上理がいます。私立の中で3番目か4番目のグループです。
関関同立の上には、私立はいません。関西の私立ではいちばん上です。
同じ大きさの大学群が、東京では「普通」と呼ばれ、関西では「すごい」と呼ばれています。偏差値の差は5.0ほどですが、扱いの差はそれよりずっと大きくなっています。
日東駒専が損をしているというより、関東は上が詰まっているのです。早慶とMARCHがいなければ、日東駒専も、もう少し良い名前で呼ばれていたでしょう。
知恵袋では、「行かせるならどっちか」も聞かれている
日東駒専と関関同立に行かせるならどっちがいいですか?
子どもを行かせるなら、日東駒専と関関同立のどちらが良いか、という質問です。
偏差値で答えるなら、関関同立です。ただ、この2つは東京と関西にあります。新幹線で2時間半、離れています。
両方に自宅から通える人は、いません。どちらかを選ぶと、どちらかは下宿になります。4年間の家賃と生活費を考えると、偏差値5.0の差は、あまり大きな問題ではなくなります。
「どっちが上か」は月に90回検索されていますが、実際にこの2つで迷う人は、ほとんどいないはずです。関東の人は日東駒専とMARCHで迷い、関西の人は関関同立と産近甲龍で迷います。
それでも比べたくなるのは、自分の地元の大学群が、全国でどのあたりなのかを知りたいからでしょう。
答えは出ました。関関同立が上で、日東駒専はそのすぐ下、産近甲龍の少し上です。
知ったところで、志望校は変わりません。変わるのは、気分だけです。
まとめ
- 偏差値は関関同立が上。上限は関関同立が60.0〜70.0、日東駒専が55.0〜60.0
- 12校を並べると、関関同立・日東駒専・産近甲龍の順に、きれいに3段に分かれる
- 日東駒専は関西で言うと、関関同立と産近甲龍のあいだ。関西にはその段の大学群がない
- 50.0〜60.0の範囲では、関関同立と日東駒専の学部が重なっている
- 人数はどちらも3万人前後。関東は上が詰まっているぶん、日東駒専の扱いが低い

コメント