結論から言うと、日東駒専の偏差値は35.0〜65.0です。
日本大学の医学部と獣医学科を除くと、35.0〜60.0になります。
4校で54学部あり、そのうち偏差値がすべて50.0以上の学部が14個、すべて50.0未満の学部が13個、50.0をまたぐ学部が27個です。
「日東駒専は偏差値50」とよく言われますが、数えてみると、本当に50を境にして上と下がほぼ同じ数でした。
ただし、いちばん上といちばん下の差は30あります。その両端は、どちらも日本大学です。
この記事では、河合塾のボーダー偏差値を全学部ぶん並べます。
4校をひと目で比べる
| 大学 | 学部数 | 偏差値(下〜上) | 上限55.0以上の学部 | いちばん高い学部 |
|---|---|---|---|---|
| 日本 | 17 | 35.0〜65.0 | 7 | 医(65.0) |
| 東洋 | 21 | 40.0〜60.0 | 8 | 文(60.0) |
| 専修 | 8 | 42.5〜57.5 | 4 | 人間科(57.5) |
| 駒澤 | 8 | 42.5〜55.0 | 1 | 文(55.0) |
2026年9月時点の値です。夜間の学部と、駒澤の法学部フレックスBは、偏差値が別に出ているので1つずつ数えています。
東洋は、21のうち8つが上限55.0以上です。下限の40.0は夜間の学部の数字で、昼間の学部だけなら45.0〜60.0になります。
駒澤は、上限55.0以上が文学部の1つだけです。上に伸びる学部が少なく、4校の中でいちばん幅が狭くなっています。
専修は、8学部のうち半分の4つが上限55.0以上です。頭文字では最後ですが、割合では4校のトップです。
日本大学は、1校の中に偏差値30の差がある
| 位置 | 学部 | 偏差値 |
|---|---|---|
| いちばん上 | 医 | 65.0 |
| 上 | 生物資源科(獣医学科) | 62.5 |
| 上 | 文理・芸術 | 上限57.5 |
| 下 | 工(福島) | 35.0〜42.5 |
| いちばん下 | 松戸歯 | 35.0〜37.5 |
日東駒専のいちばん上も、いちばん下も、日本大学です。医学部が65.0、松戸歯学部が35.0〜37.5で、差は30あります。
日大には歯学部が2つあります。東京の歯学部は50.0〜55.0、千葉の松戸歯学部は35.0〜37.5です。同じ大学の同じ歯学部で、15の差があります。
35.0は、河合塾の偏差値で数字が付くいちばん下の枠です。大東亜帝国の下限と同じ数字です。
「日大に受かった」とだけ聞いても、偏差値65.0なのか35.0なのかは分かりません。学部を聞くまでは、お祝いの言葉を決められない大学です。
日大の幅の広さは、日東駒専の下はどこ?でも取り上げています。
主要学部を横に並べる
| 大学 | 法 | 経済 | 商・経営 | 文 | 理工系 |
|---|---|---|---|---|---|
| 日本 | 47.5〜55.0 | 47.5〜52.5 | 50.0〜52.5(商) | 42.5〜57.5(文理) | 45.0〜55.0 |
| 東洋 | 50.0〜55.0 | 47.5〜57.5 | 50.0〜57.5 | 47.5〜60.0 | 47.5〜50.0 |
| 駒澤 | 50.0〜52.5 | 47.5〜52.5 | 50.0〜52.5 | 45.0〜55.0 | — |
| 専修 | 47.5〜55.0 | 42.5〜50.0 | 50.0〜52.5(商) | 45.0〜55.0 | — |
昼間の学部の数字です。駒澤の法はフレックスAです。
経済、経営、文の3つは、東洋が上限でトップです。法は、日本・東洋・専修が55.0で並びます。
理工系は、日本が55.0で、東洋の50.0を上回ります。理系に限れば、日大が上です。
専修の経済学部は42.5〜50.0で、4校の経済学部の中でいちばん低くなっています。
専修は、上限55.0以上の学部が半分ある一方で、文系の定番である経済がいちばん下です。
4校の総合的な順位は、日東駒専の序列で偏差値以外の指標も含めて比べています。
「日東駒専は偏差値50」は本当か
| 区分 | 学部数 | 割合 |
|---|---|---|
| 偏差値がすべて50.0以上 | 14 | 26% |
| 50.0をまたぐ | 27 | 50% |
| 偏差値がすべて50.0未満 | 13 | 24% |
| 合計 | 54 | 100% |
54学部のちょうど半分が、50.0をまたいでいます。残りは、50.0以上が14、50.0未満が13で、ほぼ同じ数です。
「日東駒専は偏差値50」は、これ以上ないくらい正確でした。偏差値50は、模試を受けた人のちょうど真ん中です。日東駒専は、受験生の真ん中に、正確に立っています。
知恵袋には、この「50」をめぐる投稿があります。2025年10月には、平均が50なら大学進学者の半分は日東駒専以下に進んでいるはずなのに、なぜ揶揄されるのかと尋ねています。
日東駒専の偏差値は平均で50ぐらいと言うことは、大学進学者の半分は日東駒専以下に進学していると言うことですか?
それなのになぜ、日東駒専は揶揄されることが多いんですか?
真ん中にいるのに、下のように扱われている、という指摘です。数字の上では、ごもっともです。
2024年10月には、東洋の白山キャンパス以外は、ほとんど偏差値40台が中心になってきているのではないかという投稿があり、3千回以上読まれています。
2026年9月の数字で見ると、偏差値がすべて50.0未満の学部は54のうち13です。そのうち5つは東洋の夜間の学部です。「ほとんど40台」とまでは言えません。
MARCHの下限に届く学部は、54のうち34
MARCHの偏差値は52.5〜67.5です。日東駒専の54学部のうち、上限が52.5以上の学部は34あります。
| 大学 | 学部数 | 上限52.5以上の学部 |
|---|---|---|
| 日本 | 17 | 12 |
| 東洋 | 21 | 13 |
| 専修 | 8 | 5 |
| 駒澤 | 8 | 4 |
| 合計 | 54 | 34 |
6割以上の学部が、いちばん難しい方式ではMARCHの下限に届いています。
日東駒専の上のほうとMARCHの下のほうは、重なっています。
ただし、下限まで52.5以上の学部は、日大の医学部を除くと、東洋の国際観光学部(52.5〜55.0)の1つだけです。
手が届く学部は34あっても、学部まるごとMARCHの帯に入っているのは1つです。「日東駒専の上位はMARCHレベル」と言うときは、この違いに気を付けたほうがよさそうです。
MARCH側の数字は、MARCHの偏差値を66学部ぜんぶ並べてみたにまとめています。
「偏差値」がいちばん検索されている大学群
| 検索語 | 月間検索数 |
|---|---|
| 日東駒専 偏差値 | 9,900 |
| 関関同立 偏差値 | 6,600 |
| MARCH 偏差値 | 2,900 |
| 産近甲龍 偏差値 | 2,900 |
| 大東亜帝国 偏差値 | 1,900 |
| 旧帝大 偏差値 | 1,000 |
「日東駒専 偏差値」は月に9,900回で、調べた大学群の中で最も多く検索されています。MARCHの3倍以上、旧帝大の約10倍です。
旧帝大の偏差値は、あまり調べられていません。高いことが分かっているからでしょう。
偏差値がいちばん気にされるのは、いちばん上の大学群ではなく、真ん中の大学群です。
受かるかどうかが、いちばん読めない位置だからです。
54学部の偏差値一覧
日本大学
| 学部 | 偏差値(下〜上) |
|---|---|
| 文理 | 42.5〜57.5 |
| 国際関係(静岡) | 40.0〜42.5 |
| 法 | 47.5〜55.0 |
| 法(第二部) | 45.0〜47.5 |
| 経済 | 47.5〜52.5 |
| 商 | 50.0〜52.5 |
| 工(福島) | 35.0〜42.5 |
| 生産工 | 37.5〜47.5 |
| 理工 | 45.0〜55.0 |
| 生物資源科 | 40.0〜62.5 |
| 医 | 65.0 |
| 歯 | 50.0〜55.0 |
| 松戸歯 | 35.0〜37.5 |
| 薬 | 47.5〜52.5 |
| 芸術 | 50.0〜57.5 |
| スポーツ科 | 47.5〜52.5 |
| 危機管理 | 47.5〜52.5 |
東洋大学
| 学部 | 偏差値(下〜上) |
|---|---|
| 文 | 47.5〜60.0 |
| 文(第2部) | 45.0〜50.0 |
| 社会 | 50.0〜57.5 |
| 社会(第2部) | 40.0〜42.5 |
| 国際観光 | 52.5〜55.0 |
| 福祉社会デザイン | 47.5〜52.5 |
| 国際 | 47.5〜57.5 |
| 国際(イブニング) | 40.0 |
| 法 | 50.0〜55.0 |
| 法(第2部) | 40.0〜45.0 |
| 経済 | 47.5〜57.5 |
| 経済(第2部) | 40.0〜42.5 |
| 経営 | 50.0〜57.5 |
| 経営(第2部) | 42.5〜47.5 |
| 理工 | 47.5〜50.0 |
| 生命科 | 47.5〜52.5 |
| 食環境科 | 45.0〜50.0 |
| 健康スポーツ科 | 45.0〜52.5 |
| 環境イノベーション(2027年4月開設予定) | 47.5〜52.5 |
| 総合情報 | 45.0〜52.5 |
| 情報連携 | 50.0〜55.0 |
駒澤大学
| 学部 | 偏差値(下〜上) |
|---|---|
| 文 | 45.0〜55.0 |
| 仏教 | 42.5 |
| グローバル・メディア・スタディーズ | 45.0〜50.0 |
| 法(フレックスA) | 50.0〜52.5 |
| 法(フレックスB) | 45.0〜47.5 |
| 経済 | 47.5〜52.5 |
| 経営 | 50.0〜52.5 |
| 医療健康科 | 47.5〜50.0 |
専修大学
| 学部 | 偏差値(下〜上) |
|---|---|
| 文 | 45.0〜55.0 |
| 国際コミュニケーション | 50.0〜55.0 |
| 法 | 47.5〜55.0 |
| 経済 | 42.5〜50.0 |
| 経営 | 45.0〜50.0 |
| 商 | 50.0〜52.5 |
| ネットワーク情報 | 47.5 |
| 人間科 | 50.0〜57.5 |
日本大学の生物資源科学部の上限62.5は、獣医学科の数字です。
まとめ
- 日東駒専の偏差値は35.0〜65.0。医学部と獣医学科を除くと35.0〜60.0
- 54学部のうち、50.0以上が14、50.0をまたぐ学部が27、50.0未満が13。「偏差値50」は正確
- いちばん上もいちばん下も日本大学で、差は30
- 経済・経営・文は東洋、理工系は日本が上限でトップ
- 上限がMARCHの下限(52.5)に届く学部は34。学部まるごと届くのは、医学部を除くと1つ
日東駒専は、受験生の真ん中にある大学群です。真ん中にいると、上からも下からも比べられます。
偏差値が月に9,900回調べられるのは、そのためです。

コメント