結論から言うと、大学群の序列は下の図のとおりです。
ただし、この図は「各大学群のいちばん上の学部」を並べたものです。
下の学部まで含めて並べると、ピラミッドは崩れます。

世間で言われている並びを、そのまま図にしました。
関東と関西で、同じ高さにあるものが「だいたい同じ扱い」とされています。
下の2段(摂神追桃と外外経工佛)は、どちらが上かで意見が割れています。
この記事では、まずこの図を偏差値で確かめます。そのあと、このピラミッドが誰のために存在しているのかを、検索数から調べます。
ネットに掲載されている序列ピラミッド
ネットで出回っているピラミッドの図は下記です。

noriomi startsより引用
世の中には15段階まで刻んだ人がいるんですね。
偏差値で確かめると、上限はピラミッドどおり
河合塾のボーダー偏差値です。医学部は除いています。大学群ごとに、所属校の「いちばん低い学部」から「いちばん高い学部」までを示しました。
| 大学群 | 偏差値(下〜上) | 上限の順位 |
|---|---|---|
| 早慶上理 | 42.5〜70.0 | 1 |
| 旧帝大(国立) | 55.0〜67.5 | 2 |
| GMARCH | 52.5〜67.5 | 2 |
| 成成明学獨國武 | 42.5〜62.5 | 4 |
| 関関同立 | 52.5〜60.0 | 5 |
| 日東駒専 | 35.0〜60.0 | 5 |
| 産近甲龍 | 40.0〜55.0 | 7 |
| 大東亜帝国 | 35.0〜50.0 | 8 |
| 摂神追桃 | 35.0〜50.0 | 8 |
上限だけを見ると、世間の序列とほぼ同じ順に並びます。
早慶上理が70.0、GMARCHが67.5、成成明学獨國武が62.5、日東駒専が60.0、大東亜帝国が50.0です。図は合っています。
なお、関関同立だけは文系の主要学部に絞った数字なので、ほかより幅が狭く出ています。
下限で並べると、ピラミッドは崩れる
同じ表を、今度は下限で見てください。
- 早慶上理の下限は42.5で、GMARCH(52.5)より10低く、成成明学獨國武と同じです。東京理科大の夜間学部が入っているためです。
- 成成明学獨國武の下限も42.5で、2段下の産近甲龍(40.0)とほとんど変わりません。
- 日東駒専の下限は35.0で、1段下の大東亜帝国とまったく同じです。
上限には段差があり、下限には段差がありません。
ピラミッドというより、頂上の高さだけが違う山が、ふもとでつながっている形です。
つまり大学群の序列とは、「上限の序列」です。自分の大学群はいちばん上の学部で名乗り、相手の大学群はいちばん下の学部で測ります。そうすれば、どの段にいても、隣の段に勝てます。この論争が終わらない理由は、全員が正しい数字を使って、全員が勝っているからです。
いちばん検索されているのは、ピラミッドの真ん中である
ここからは、このサイトで調べた数字です。大学群の名前が月に何回検索されているかを並べました。
| 大学群 | 月間検索数 | ピラミッドでの位置 |
|---|---|---|
| 日東駒専 | 60,500 | 関東の4段目 |
| 関関同立 | 49,500 | 関西の1段目 |
| 旧帝大 | 33,100 | 国立の最上段 |
| 産近甲龍 | 33,100 | 関西の2段目 |
| 大東亜帝国 | 27,100 | 関東の5段目 |
| 成成明学獨國武 | 22,200 | 関東の3段目 |
| 早慶上理 | 9,900 | 関東の1段目 |
| 摂神追桃 | 8,100 | 関西の3段目 |
1位は日東駒専です。最上段の早慶上理の、6倍以上検索されています。MARCHは「3月」の検索と区別できないので外しましたが、「MARCH 大学」だけで月に18,100あります。
上の段ほど、検索されません。早慶上理という言葉を調べる人は少なく、たぶん早稲田や慶應と直接調べています。大学群の名前が必要なのは、大学名だけでは位置が伝わらない人たちです。
大学群という仕組みは、頂上の人のためのものではありません。真ん中あたりで、自分の位置を確かめたい人のためのものです。ピラミッドを一番熱心に見上げているのは、4段目です。
まとめ
大学群の序列は、上限の偏差値で見れば、世間で言われているとおりです。下限まで含めると、段と段の境目はなくなります。
京都大学を出た私から見ると、どの段の争いも誤差の範囲です。と言い切りたいところですが、旧帝大の中でも3位争いはしっかり起きていました。人は、どの高さにいても隣を気にします。
それぞれの大学群の中の序列は、次の記事でまとめています。

コメント