結論から言うと、旧帝大7校に入るのは同い年の約1.6%、64人に1人です。
この数字は、旧帝大は化け物なのかの記事ですでに出しました。
この記事では、その先を数えます。7校を1校ずつに分けると何人に1人なのか。大学に進んだ人の中では何パーセントなのか。
1校ずつ数えてみると、少し意外な結果になりました。7校の中でいちばん人数が多いのは、東京大学です。
7校別に数えると、東大は360人に1人
| 大学 | 募集人員 | 同い年の中での割合 | 何人に1人か |
|---|---|---|---|
| 東京 | 3,060人 | 0.28% | 360人に1人 |
| 大阪 | 2,937人 | 0.27% | 375人に1人 |
| 京都 | 2,627人 | 0.24% | 419人に1人 |
| 東北 | 2,417人 | 0.22% | 455人に1人 |
| 北海道 | 2,369人 | 0.22% | 465人に1人 |
| 九州 | 1,977人 | 0.18% | 557人に1人 |
| 名古屋 | 1,750人 | 0.16% | 629人に1人 |
| 7校の合計 | 17,137人 | 1.56% | 64人に1人 |
2025年入試の募集人員を、2025年の18歳人口(110万851人)で割りました。
東京大学は360人に1人です。1学年が120人の高校なら、3校に1人。そう聞くと、たしかに少ない数です。
ただ、7校の中で比べると、東大はいちばん人数の多い大学です。いちばん少ないのは名古屋大学で、629人に1人。人数だけで言えば、名古屋大学の学生は東大生より1.7倍珍しいことになります。
もちろん、珍しいことと難しいことは別です。東大は席が多くても、その席をめぐって全国から受験生が集まります。名古屋大学は席が少ないだけです。それでも、「東大生は旧帝大の中でいちばんありふれている」というのは、数字のうえでは本当です。
私のいた京都大学は、419人に1人です。東大より珍しい、と言うこともできます。
大学に進んだ人の中では、38人に1人
| 分母 | 人数 | 旧帝大の割合 | 何人に1人か |
|---|---|---|---|
| 同い年の全員(18歳人口) | 110万851人 | 1.56% | 64人に1人 |
| 大学に進んだ人 | 64万5,513人 | 2.65% | 38人に1人 |
| 国立大学に進んだ人 | 9万9,924人 | 17.2% | 約6人に1人 |
分母を変えると、数字が変わります。
大学に進んだ人だけで数えると、旧帝大は2.65%、38人に1人です。大学生が40人集まれば、その中に1人は旧帝大がいる計算になります。
国立大学に進んだ人だけで数えると、17.2%。国立大学の新入生の、およそ6人に1人は旧帝大です。国立大学は全国に80校以上あります。そのうちの7校に、6分の1が集まっています。旧帝大は、国立の中ではかなり大きな存在です。
「旧帝大は上位1.6%」と聞くと、ごく一部の選ばれた人たちに聞こえます。「国立大生の6人に1人」と聞くと、わりと普通にいる人たちに聞こえます。同じ1万7千人の話です。
知恵袋では、「上位1パーセントくらい」と思われている
同学年の中で現役で旧帝大に受かるのは
上位何パーセントほどなのでしょうか?
自分の考えでは旧帝大クラスになると
浪人生がかなり増えると思うので、
上位1パーセントほどではないかと思
うのですが、
実際はどうなのでしょうか?
浪人する人がかなりいるので、現役で受かるのは上位1パーセントほどではないか、という質問です。
7校の募集人員を18歳人口で割ると1.56%でした。この中には浪人して入った人も含まれるので、現役で入った人に限れば、1.56%より小さくなります。
現役だけの数字はこの記事では確かめていませんが、「上位1パーセントほど」という見当は、大きく外れてはいなさそうです。
旧帝大については、世間の想像と実際の数字があまりずれていません。日東駒専やMARCHでは、「上位何パーセントか」の答えが人によって倍も違います。旧帝大は、上に積む大学がほとんどないので、数え方で揉めようがないのです。
ほかの大学群と、人数を比べると
| 大学群 | 1学年の人数 | 同い年の中での割合 | 何人に1人か |
|---|---|---|---|
| 旧帝大(7校) | 17,137人 | 1.56% | 64人に1人 |
| 早慶上理(4校) | 22,053人 | 2.00% | 50人に1人 |
| 関関同立(4校) | 27,147人 | 2.47% | 41人に1人 |
| 日東駒専(4校) | 30,127人 | 2.74% | 36人に1人 |
| MARCH(6校) | 32,418人 | 2.94% | 34人に1人 |
旧帝大は募集人員、ほかは入学定員です。
旧帝大は7校を合わせても、ここに並べた大学群の中でいちばん人数が少なくなります。
早慶上理は4校で、旧帝大7校より5千人多い数です。
日本大学は1校で1万5千人あまり。旧帝大7校の9割近くを、1校で受け入れています。
旧帝大が「別格」と言われる理由の1つは、単純に席が少ないことです。全国に散らばった7校を合わせても、日大と東洋大を足した人数に届きません。
- 旧帝大とは:7校の基本
- 旧帝大の序列:7校の中での順番
- MARCHは上位何パーセントか
- 日東駒専は上位何パーセントか
まとめ
- 旧帝大7校は、同い年の1.56%、64人に1人
- 大学別では、東京が360人に1人でいちばん多く、名古屋が629人に1人でいちばん少ない
- 大学に進んだ人の中では2.65%(38人に1人)、国立大学に進んだ人の中では17.2%(約6人に1人)
- 7校の合計は、日本大学と東洋大学を足した人数より少ない
旧帝大は、上位1.6%です。この数字には、日東駒専やMARCHのような幅がありません。上に積むものがないからです。
「上位何パーセントか」で悩まなくていい、というのが、旧帝大のいちばんの特権かもしれません。
計算について
募集人員は、実際の入学者数とは少し違います。入学者には浪人した人や留学生も含まれます。18歳人口で割った数字は、おおよその目安として見てください。
出典
- 18歳人口(2025年、110万851人): リクルート進学総研「18歳人口予測」(文部科学省「学校基本調査」をもとにした集計)
- 大学入学者数(2025年度、64万5,513人。うち国立9万9,924人、公立3万6,138人): 国立大学協会「国立大学法人基礎資料集」の表をもとに合算
- 旧帝大の募集人員: 2025年入試の数字(旧帝大は化け物?の記事と同じもの)
- 私立大学の入学定員: 各大学の公表資料と河合塾Kei-Net(2025〜2026年度)

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