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ITコンサル歴10年の私が考える「管理職の心得7つ」

管理職の心得とは

こんにちは。nerio(@neriopapa)です。

 

私はとあるコンサルティング会社にて管理職をしております。

 

タイトルに「コンサル歴10年」と書きましたが、正確には13年くらいになります。

入社8年目で管理職になったので、管理職歴は5年間です。

 

 

入社以来出会った上司の管理職の中には尊敬できる人もいればどうしようもない人もいました。

 

そして自分自身も管理職になり、部下に対する接し方やチームビルディングについていろいろ考えるようになりました。

 

もちろん自分の考えが完璧だとは思っていませんが、現時点で私が考える「管理職の心得」について書き記します。

心得1. 管理職として大事にしたい事を「1つだけ」決める

ドラッカーの「マネジメント」をはじめとして管理職向けに書かれた本はたくさんあります。

 

しかし、どの本に書いてあることもやること多すぎ

 

管理職ってこんなに多方面にアンテナ張ってやらないといけないの?と嫌になってしまったので、私は「管理職として自分が大事にしたいこと」を1つだけ決めようと考えました。

 

それは、部下が気持ち良く働ける環境を作ること。

 

チームメンバーが気持ちよく働いてくれれば職場の雰囲気も良くなるし、チームの成績が上がれば会社の業績も上がるわけです。

 

これから挙げる心得は全てその原則に沿ったものです。

心得2. チームの仕事量をコントロールする

管理職の仕事は、その名前の通り「仕事を管理すること」です。

自分の管理対象である部署・チームの仕事量が増え過ぎないようにコントロールすることが非常に重要。

 

 

お客さんから無理難題を吹っ掛けられることってあると思うんですよ。

あるいはさらに上の上司から「明日の朝までにやってこい」と急な仕事が降ってきたり、とか。

 

デキる上司はこういった事態にならないよう、日々お客さんや上司のコントロールをしっかりやっています。

「この仕事はできます」「できません」を明確に線引きする勇気と、その理由をロジカルに説明できること。

 

日頃から「これをやったら次はこんな仕事を依頼されるんじゃないか?」みたいなことを考えるクセを付けると、お客さん/上司の動きが予想できるようになってきます。

 

しかし、あまりにも「この仕事できません」をやり過ぎるとクライアントの期待に応えていないと怒られてしまうので、あくまでも対外的には仕事してますよ感を出し続ける。

 

このギリギリのラインを攻めるのが重要。

 

対外的に仕事してる感を出し続けながらも、内部ではできるだけ仕事をし過ぎないよう調整し続ける、という二面性を持つことは管理職の大事な仕事だと考えます。

 

 

私の場合、プロジェクト(コンサルの仕事はプロジェクト単位で動いています)が始まる前の最初の提案が勝負だと思っています。

 

提案する時に、「ウチは原則定時退社です」「急な依頼でも納期を調整して回答します」と明言するのです。

 

昔はこんなこと言いづらかったのですが、昨今は働き方改革がメジャーになってきたのでだいぶ言いやすくなってきました。

 

最初でハードルを上げ過ぎると後になって苦労するので、お互いに適度なハードルを設定してから仕事を始めることが大事です。

 

またこのようなリスク管理をしっかりできると部下からの信頼も厚くなるので、みんなハッピーになれるというわけです。

心得3. 定時退社する

私が若手だった頃、尊敬していた上司はいつも定時ピッタリに退社していました。

 

まぁ仕事の早いこと。

パッと仕事してパッと帰る。

 

上司が遅くまで働いていると、部下が何となく帰りにくい雰囲気になることがありますよね。

上司が率先して早く帰り、部下も帰りやすい雰囲気を作ることが大事です。

 

で、そのためには心得2で挙げた「チームの仕事量をコントロールする」が必要になってくるわけです。

 

ちなみに私も常に定時退社しています。

 

育休が明けてから、今までの仕事バリバリな雰囲気をガラッと変えて完全育児モードに切り替えたため、残業を依頼できない雰囲気を醸し出すことに成功しました。

 

最悪、どうしても仕事が終わらない場合であっても定時退社は守ります。

で、家でこっそり仕事します。

 

やっぱり職場のみんなが早く帰れる雰囲気作りを大事にしたいので。

心得4. 部下の強み・弱みを把握する

管理職になると部下が増えると思います。

 

人間は一人ひとり全く違う個性を持っているので、同じように接することはできません。

 

私の今の部下は、大きく分けて2つのタイプに分類されます。

 

  • 仕事バリバリやるので難しい仕事どんどん振ってくださいタイプ
  • コツコツやりたいので取り組みやすい仕事から振ってくださいタイプ

 

この場合、両者に同じ仕事をお願いしてしまうと両者ともストレスがたまってしまうことがあります。

 

バリバリタイプの部下に対してはある程度まとまった大きな仕事をお願いし、コツコツタイプの部下に対しては少し細かく分けた仕事をお願いするなど、部下の性格・強みや弱みを見極めて判断しています。

 

そのためにはメンバーの働きぶりを常に観察することが必要なので、私は自分で手を動かしたり資料作ったりする時間を極力減らし、観察に時間を割くようにしています。

心得5. 「対等な関係」と「上司と部下の関係」を使い分ける

部下の成長を促すためには、ある程度の緊張感を保つことが必要です。

部下が仕事でミスをした場合はめんどくさがらずに必ず指摘・注意する。

 

何でも相談してもらえる雰囲気を作るために、あえて仲良し関係を構築する人もいますが、私はそれだけでは危険だと思っています。

 

人が成長するためにはある程度の緊張感が大事だと思っているからです。

 

  • 何でも相談できる関係
  • 怒られるかもしれないという緊張感を持った関係

 

この2つを合わせ持った関係性が最も良いのではないでしょうか。

心得6. アドバイスがマウンティングにならないように気を付ける

人間は本能的にマウンティングする生き物です。

 

ゴリラと同じですね。

 

ただでさえ上司と部下の関係である以上、上司は強い立場に立っています。

無意識にマウンティングしやすい位置に立っているわけですね。

 

そのため、私は部下の質問に対して回答するとき、必ず質問の内容だけに焦点を当てて話すようにしています。

余計なことは一切話さない(雑談であれば別)。

 

職場経験が長くなると、どうしても昔話をしがちです。

 

「自分が若い頃はできていた」とか、「若い頃はめっちゃ残業してたよ」とか、全くの無駄なのでやめましょう。

 

ポイントは「部下がそれを聞いて次のアクションを取れるか?」を考えることです。

 

部下を動かすきっかけにならないアドバイスは完全に無駄ですからね。

 

部下はアドバイスを聞こうと思っているわけですから、それで何も動けないとなると、「アドバイスをしっかり聞けていない自分が悪いのかな?」と気を病んでしまうことにもなりかねません。

心得7. 体を向けて正面で向き合い、目を見て話す

これ、当たり前だと思いますか?

 

でも、意外とできてない上司、多いですよ。

 

パソコンに向かったまま顔も向けず話している人を私もたまに見ますが、されている側からすると「自分のことを見てないのかな?」「ちゃんと聞いてないのかな?」と不安しか感じません。

 

しっかり向き合って会話しましょう。

まとめ

今回は「部下に対する接し方」を中心に心得をまとめました。

 

それは心得1で述べたように私の管理職としてのポリシーが「部下が気持ち良く働ける環境を作る」ことにあるためです。

 

実際は部下だけでなくて、上司からの無茶ぶりに困ったり会社の業績を気にしなきゃいけなかったり、本当に大変なんですよね、管理職。

 

でも、それまでの自分が知らなかった世界を知ることができて私は管理職になって良かったと思っています。

 

あなたが部下と良い関係を作ることができますように。