恐らくこの記事をご覧になっているということは、
「TechAcademyって実際どうなの?」
という疑問をお持ちの方ではないでしょうか。
私は元々独学でアプリ開発をしていたのですが、思い通りにアプリが動かず一人で悩むことが多々あり、大きなストレスを感じていました。
また、プログラミングの知識は今後大きな武器になるはずで、このタイミングでお金をかけてでもやるべき!という思いからガッツリ学べる環境を探しまくった結果、TechAcademy(テックアカデミー)にたどり着きました。
ネット上にはプログラミングスクールを比較している記事がたくさんあるのですが、実際には受講していなかったり、適当な感想を書いていたりしているものもあったりして困りました。
せっかく高いお金を払うのだから、少しでも信頼できる情報を使って判断したいですよね。
ということで、TechAcademyを実際に受講した私が感想を書きました。
2か月間みっちりTechAcademyを使い倒した私が良い点・改善すべき点も余すところなく書きます。
改善すべき点もあり、完璧なスクールかというとそうではないかもしれません。
ただ、使い方次第でやる気のある人にとっては非常に効果が高いスクールだと私は思いました。
今回の記事がTechAcademy(テックアカデミー)を受講しようか迷っている方の参考になれば幸いです。
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そもそも何故プログラミングスクールを利用したのか
iPhoneのアプリを開発したいなと思い立った私は、独学で勉強を始めました。
※このあたりの経緯は「初心者がiPhoneのアプリを開発してリリースするまでのプロセスを紹介」にまとめているので興味のある方はご覧ください。
3ヶ月くらいで何とかリリースまで漕ぎ着けたのですが、まぁ途中でつまずくことつまずくこと。。。
「ホームボタン押したのにホーム画面に戻らない!」
「iPhoneXだとちゃんと見えるのに、iPhoneSEだとレイアウトが崩れてる!」
「広告が表示されない!」
…たった数行のコードに対して何時間もウンウン唸ることもしばしば。
思った通りに動かないと本当にイライラするし、何より時間がもったいない。
なので私は、
「わからないところをすぐに聞ける相手が欲しい!」
と思ったのです。
この条件をクリアするには、
- リアルタイムで質問できる仕組みがあること
- 知識豊富な人が回答してくれること
この2点が必要となるので、この条件に合ったプログラミングスクールを活用しようと決めたわけです。
その結果、たどり着いたのがTechAcademy(テックアカデミー)でした。
TechAcademyの巷での評判は?
ググってみると、
「TechAcademy ひどい」
「TechAcademy 最悪」
のような評判も出てくるので、私も不安になりました笑
このようないくつかの評判に対して私の意見を述べます。これを読んで頂けるとTechAcademyがどんなものなのか何となくご理解頂けるかなと。
テキストが難しい
ネットでの意見で多いのがこちら。とにかくテキストが難しいのでなかなか進まない、全部終わらなかった、、などなど。
私が申し込んだのはTechAcademy(テックアカデミー)の「iPhoneアプリコース」なのですが、確かにテキストは難しかったです。
まずxcodeのインストールから始まり、swiftの文法、関数、UI部品、画面遷移、、と最初はサクサク進むのですが、途中から急に難しくなってきます。それは実際にアプリを作るところ。
テキストに沿ってコーディングすれば当然アプリは動くのですが、レッスンごとに「課題」があり、これが結構難しい。
私の場合、一人で考えてもできないことが多かったです。テキストに載っていない内容が課題になっていることもあり、自分でググって調べてコーディングする必要があります。
でも、ここで「テキストに載ってないじゃねえか!」って怒るのは早計ですね。
何でもテキストに載ってたらそりゃ簡単に進められますが、それで身に付くのか?という話です。実際のアプリ開発時にはググる力も試されるわけで、むしろ実戦的なカリキュラムで私には合っていました。
ググって少し考えてわからなければすぐにメンターさんに質問。質問はチャットツールの「Slack」を利用します。パソコンの画面をキャプチャして簡単に共有しながら会話できるのでストレスもありません。
引っ込み思案な人も思い切って質問しましょう。自由に質問できるのがTechAcademyの1番のメリットと言っても良いくらいなので、ウザいと思われるくらいで良いです。
私も元を取るつもりで質問しまくりました。2ヶ月間のコース期間でしたが、テキストは前半の1ヶ月でほとんど終わらせて、後半1ヶ月を丸々オリジナルアプリの開発に充てることができました。
メンターの対応が悪い
これもTechAcademyの評判でよく見かけるやつですね。「質問の回答が間違っていた」「回答に時間がかかった」などなど。
TechAcademyにおいてメンターと接するタイミングは大きく2つあります。
- 通常の質問対応
- 週2回のメンタリング
メンターさんは質問時間(15:00〜23:00)の間シフトを組んで待機しており、受講者からの質問に対して空いているメンターさんが対応に入ります。(これが通常の質問対応)
加えて、受講者に1人決まったメンターさんが割り当てられて週2回、各回30分ビデオ通話をします。ここで進捗の確認や個別の相談に乗ってくれます。(これがメンタリング)
どちらも共通なのですが、確かにメンターさんの対応には結構バラつきがあります。
私の場合、メンタリングに当てられた方は知識が豊富で、かつ気さくに話せたので良かったです。プログラミングに関する質問は当然ですが、同じ子育て世代だったので子供の話をしたり雑談もしたり。
個別の質問に関しては、どうしても話が噛み合わずいつまでたっても疑問が解決しないメンターの方がひとりだけいました笑
私がどう対応したかというと、しばらく受講しているとメンターのシフトがだいたいわかるんです。で、この人ではなく別の超優秀なメンターの人に当たるよう、質問する時間帯を決めていました。
それまでにカリキュラムを進めて質問をまとめておき、その場で一気に質問しまくる、といった感じ。
この超優秀な方は本当にすごかった。
私の長〜い質問に対して1分くらいでレスを返してくれるのですが、どれも回答をそのまま教えてくれるわけではなく、絶妙なヒントだけ教えてくれたりして、ちゃんと自分で考えさせる余地を与えてくれるんです。受講2ヶ月目あたりではこの方を捕まえてめちゃくちゃ質問していました。
もう少しメンター間の対応の差を埋めた方が評判は高まるんじゃないかなぁと思いますが、知識豊富な人が必ずしも教えるのが上手とも限らないわけで、受講者が臨機応変に対応すれば何とかなるレベルだと個人的には思います。
「メンターの対応が悪い!」って怒るよりも、対応が素晴らしい人を見付けてその人を逃さないようにすれば良いだけですよね。
TechAcademyの良いところ
実際に受講して気付いた良いところを挙げます。
完全オンラインの受講スタイル
私は育児休暇中のスキマ時間を使って受講しようと思っていました。
まとまった時間を取るのは難しいので、教室に通って受講するというのは厳しい。
TechAcademy(テックアカデミー)は完全にオンラインで受講できるので、私の希望条件をクリアしていました。
教室に通って仲間とワイワイやるのが好きという方には向いていないかもしれませんが、私はひとりで黙々と作業する方が好きなので、TechAcademyは向いていたのだと思います。
週2回のビデオチャットで緊張感を維持できる
週に2回、決まったメンターの方と30分ビデオチャットをする「メンタリング」というシステムがあります。
私のメンターの方は、毎回「進捗どうですか?」と聞いてくれるのですが、これが結構自分へのプレッシャーとなって良かったです。
「明日メンタリングだからそれまでにカリキュラム進めておかないと。。」
みたいな緊張感を維持しながら2ヶ月間過ごすことができました。
メンタリングの30分の使い方も自由なので、個別の質問でも良いし、雑談でも良いし、私のように進捗確認でも良いし、自由にカスタマイズ可能です。
受講終了後もテキストやチャットの内容を確認できる
受講期間は4週間〜16週間の中から選択できます。(勿論期間が長くなると料金も高くなります)
私の場合期間は8週間、料金は社会人なので189,000円でした。学生さんだとかなり安く受講できるうえ、タイミングによっては先割で8%安くなるキャンペーンもやっているようです。
かなりいいお値段しますが、一生ものの知識と経験が手に入ると思えば安いものだと思い私は受講を決めました。
<参考:TechAcademyの料金プラン>

8週間って結構あっという間です。終わった後で復習したい!ということも絶対あります。
TechAcademyは受講終了後もテキストを閲覧可能なので、テキストを見ながら復習する事も可能。
また、チャットも解放されたままにしてくれるので、過去の質問と回答を見返す事もできます。これは嬉しい。
TechAcademyの改善して欲しいところ
次に、改善して欲しいなーと思ったところ。
質問時間が15:00〜23:00固定
メンターさんに質問できる時間は15:00〜23:00の間に限られているので午前中は質問できません。
私は育休中だったので午前中に質問したい時もあったのですが無理なので、午前は質問をまとめておき、午後の質問時間中にまとめて質問、というようにしていました。
仕事が夜間シフトだったり残業が多い人にとっては大変ですよね。休みの日にまとめて質問したり、工夫する必要があるかもしれません。
メンターの対応にバラつきがある
上の方でも書きましたが、メンターさんも教えるのが上手な人とそうでない人がいるので、人によってはその対応に不満を感じることがある可能性はあります。
また、自分との相性もありますよね。
私が2ヶ月間質問しまくった経験から言うと、そこまで対応がひどいメンターの方はほとんどいません。
ただ言葉遣いがつっけんどんだったり、たまに回答が不明確だったりするレベルの方はいらっしゃいます。
自分の場合は上記のように相性の良いメンターを見付けて、その人がシフトに入っている時間帯を狙ってストーカーのように質問していました笑
私のように、自分に合うメンターの方を早く見付けてその人を逃さない、と言う積極的なスタンスを取った方が絶対に良いです。
受け身の姿勢だと元は取れませんよ!
まとめ:無料体験してみるのもおすすめ!
以上のように、TechAcademyの特性を最大限活用することができれば、十分に元を取ることは可能だと思います。
実際私は2ヶ月の間にカリキュラムを全て終わらせて基本的な文法を学び、オリジナルアプリの機能強化(データベースへのアクセスや多言語対応など)を進めることができました。
独学のままだったら絶対気付かないであろうポイントが山のようにあったのですが、全てクリアにすることができて本当に良かったと思っています。
繰り返しになりますが、どんなスクールを利用しても共通なことは、「受け身にならないこと」だと思います。
その意識さえ持っていれば、TechAcademy(テックアカデミー)は十分に元が取れるプログラミングスクールと言えるでしょう。
また、いきなり受講開始する前に何となくイメージを掴みたい、という方は無料体験から入るのも良いと思います。
オンラインブートキャンプ無料体験でまずは感触を掴んでみて、それから本受講するかどうか決めてみるのも良いですね。